2022年9月6日火曜日

Louis Vuittonの財布、角の擦り切れ補修。

   こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
Mail  doekrepair@gmail.com
住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
TEL  03‐5310‐3512

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さて、早いですね、もう9月。

秋です!


さてさて、修理の前に少しだけ…。

当店のマニア?の方ならお気づきかと思うのですが、当店のHPのここ!


商標登録出願中!


さかのぼること昨年末、実は私、当店の屋号「doek」(ズック)の商標を取ろうと企てはじめました。


諸先輩方から、同じ名前のお店があるけど大丈夫!??と情報をいただき、調べたところ、確かに同じ屋号のお店が。

正直なところ、当初はあまり気にしませんでしたし、商標について詳しくもなく、当店のような、細々とやっている個人店には、関係のないところだろうと思っておりました。


が、いろいろ調べたところ、いざ他の会社?人?が同じ「doek」の商標を取得した場合、私に「オイオイおーい!!」と言うと、こちらは「doek」の名前が使えなくなるとの事。

それでも、まぁ「高見靴修理店」(私、高見と申します)でも、「井荻靴修理店」でも良いかな、くらいに思っておりました。

危機感の欠如です(笑)。。


ですが、冷静に考えると、当店の屋根のテント看板や、印刷物、レジに登録してある名前まで、軒並み変更を余儀なくされるそうで。

…屋根のテントの作り替えや、レジをいじる、印刷物関係一新などなど考えると、手間はもちろんのこと、20万、30万程度の出費では効かないぞ!??

と。

金額をざっくり考えた時点で、やばいのか!??

と気が付きました(笑)。


で、さらに調べたところ、商標は完全早い者勝ち。

怖い!!

これは対策をせねば!!

というわけで、今度はさらに商標について勉強。


一般的な名称は、商標が取れない。

うむ。

「ラーメン」とか「靴修理」とかで、商標を取ってしまったら、軒並み他所を駆逐出来てしまいますからね。

当然の配慮かと思います。

doek(ズック)…微妙。

わからないことは専門家に聞いてみよう!ということで、とりあえず、ネットで検索した弁理士さんのいる特許事務所に見積りがてら相談。

何軒か聞いたところ、弁理士さんによって見解が違うことが判明。

「ズックは一般的な名称だから、取れないし、取られることもないから、気にしないで大丈夫!」

という、なんだか良心的な弁理士さん。

逆に「取れますよ、文字列、ロゴ、区分はいくつ取りますか!??」とグイグイ来る弁理士さん(笑)。

前者の弁理士さんの方が、良心的だし、グイグイ売り上げを取りに来る感じもなく、好感度がありました。

ですが、ですが、待て自分!!

やり手のグイグイ弁理士さんが、どこかの会社にいて、「doek」の商標を取得されてしまうと、まずいんじゃない!??


というわけで、可能性があるなら、半分ダメもとで進めてみようと。

特許庁に何度か行くなどの手間を考えると、弁理士さんにお願いしても、イメージよりはお高くないこともあり、今回は弁理士さんに依頼。


すでに商標を取られていないか、他所からの出願がないかも確認が取れ、GO!

この段階でも、「doek」が商標として登録できるかは未定でした。

…不安。

で、この段階で、概ね12ヶ月くらいかかりますとの事。

…長い。


けどまぁ、他が出願していないなら、慌てることもないかとの事で、のんびり待つことに。

ちなみに、弁理士さんに?追加の料金をお支払いして、決定が速くなるコースもあるとの事でした。


で、待つこと(半分忘れていた)7ヶ月程度。

当初の予定より、早くに連絡が。

なんと?「doek」問題なく認められたとの事!


で、先日、「商標登録証」が送られてきました。



ドスン!

おめでとうございます、ありがとうございます。

若干余白が多いのが気になりますが、無事「doek」の商標を獲得することが出来ました!

ちなみに、靴修理だけでなく、家具の修理、傘の修理、洋服の修理屋さんなどでも、「doek」の屋号は、私が「オイオイおーい!!」と言えば使えなくなるようです。


ラーメン屋さんとか、電化製品屋さんでは「doek」使えます。

使わないでしょうけど(笑)。

これが所謂「区分」になり、ラーメン屋さんや、電化製品屋さんについても使えないように出来るのですが、その分お金がかかるのでやりません(笑)。


商標を取ったからと言って、基本的には私は、攻撃するつもりはございません。

当初から、商標は防御するためものものと、認識しているからですね・・・今のところ(笑)。

すごい勢いで、全国展開し始めて、業界で覇権を取るような「doek」が現れたら、私、牙を剥くかもしれません(笑)。


はい!

というわけで、個人店にはオーバースペックな、「商標取得」のお話でした(笑)。


思った以上に、話が長くなってしまいまいしたが、お修理のご紹介、行ってみようと思います。

こちら!!




Louis Vuitton(ルイヴィトン)のお財布になります!

ルイヴィトン、さすがに説明はいらないと思うので、お修理を進めます(笑)。

こちら折りたたむ角の部分が擦り切れてしまいました。


そこで、今回はこんな感じの、ちかい型押しの革を用意しました。

茶色はあまり多く在庫がなく、焦りましたが、今回は十分足りそうなので、こちらを使っていきます。


まずは…


こんな感じで、小さく切って厚みの調整。

愛用のニッピ―皮漉機で、厚みを薄く漉いていきます。

古いマシンですが、フォントが可愛いです♪


で、さらに切り口を、裁断包丁を使って、限界まで薄く。

この作業で、仕上がりがより目立たなくなるはずです。


で、これを破れてしまっていた角に接着し縫います。


ずれないように、慎重に。

この段階で革を足してあるのが比較的、目立たないかと思います。

良いですね♪


で、出来上がるとこんな感じに。


ドン!

内側ドドン!


全くわからないといえば、嘘になりますが、なるべく目だないように補強することが出来たかと思います!

ルイヴィトンでのお修理は不可との事。

よろしければ、ご相談いただければと思います。


こちらのお修理、1か所1650円、1週間程度のお預かりとなります。

革が在庫に近いものが無い場合は、2週間から3週間いただくことがあります。

ご了解ください。


ブランド問わず、直せるものは出来る限りしっかり直すことが出来るよう、努力しております。

是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店心よりお祈り申し上げます!!