2017年6月22日木曜日

ローファーの履き口が破れたら!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
先日はカリフォルニアからのお修理もお受けいたしました!!
何なら、海外でも出来る範囲、お修理承りますので、ご遠慮なくご相談くださいね!!
残念ながら、ジャパニーズオンリーでお願いいたします(笑)!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc


というわけで、少しブログが書けない期間があったと思ったら、すっかり梅雨らしくなってきましたね。
昨日の暴風雨には驚きました。
定休日だったのですが、夕方お店の前を通ると、当店のノボリが、土台から折れて、歩道をふさいでいるという…。
大変申し訳ございませんでした。
もちろんその場で、割れた土台と、折れたノボリは回収、今立っているノボリは、新しいポールになっているので安心でございます。
それにしても、アスクルにノボリの土台とポールを頼んだのですが、今朝頼んだらもう届いております。
アスクルどころか、キョウクルです。
素晴らしいサービスですね。
利用するこちらが心配になるレベルです(笑)。
当店も、出来る限りお客様に便利に使っていただけるよう、工夫していかなくてはと改めて感じさせられました。

というわけで、だからと言って突然何かが変わるわけでもないので、本日も、あわてず騒がずお修理のご紹介。
こちら!!
 定番のガンチーニローファーになりますね!!
こちらがどうなってしまったかというと…
 この、履き口のカカトの内側の部分、革が擦り切れて破れてしまいました。
正直なところローファーの場合、ある程度仕方がない部分となります。
靴ベラをキッチリお使いいただいたとしても、長年履くとどうしても摩耗してしまう部分となります。

で、こちら、どうするかというと…
まずは。
 履き口部分に被せてある革を、ミシンの糸をほどいて、外していきます。

そして傷んでいる部分を切り取って摘出してしまいます。
 こんな感じですね。
破れてしまっている部分に、上から革をかぶせてお修理することも出来るのですが、どうしても革が重なってしまう分、カカトの後ろ側が厚ぼったくなってしまい、スマートに出来上がりません。


というわえけで、今回はこんな感じの雰囲気の近いシボの革を用意して…
 傷んだ部分を切り取った革の切り口を、斜めに薄く漉いていきます。
 こんな感じで、包丁を使ってスパッと。
 漉くとこんな感じですね。
黒い革が途中からグレーっぽい色になっているのがお分かりになるかと思います。

で、取り付けるほうの革も同じく、斜めに漉いてあげます。
 ちょっとわかりにくいですが、切り口は厚みが無いようにします。

そして、新しい革のパーツと元の革をしっかりがっちり接着していきます。
 こんな感じですね。
斜めに漉いてあるもの同士を接着するので、ほぼ段差がなくなります。

で、長さを合わせてしっかり貼り付けたら、元通り縫っていきます。
 こんな感じで、ほつれないようにしっかり縫います。

で、内側の余った部分は、きれいに切り取っていきます。
 わかりづらいですが、指で持っているのがあまりの革ですね(笑)。

で、出来上がると…
 いかがでしょうか?ほとんど継ぎ目がわからないくらいには出来ているかと思います。

 内側も今回はほぼ同じ仕様なので、違和感ありませんね!

こちらのお修理、両足で3240円いただいております。
期間はおおむね、1週間。
近い革が無い場合、探さなくてはならないため、お預かりの時間が長くなる場合がございます。

革が破れてしまうと、もうダメかなと思いますよね!!
場所によっては直せる場合もあるんですよ。
ぜひ、お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!