2018年4月9日月曜日

コールハーンの、ローファーの履き口修理!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc
また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1

暖かい日が続きますね。
今朝テレビを付けたら、大谷選手がメジャーリーグで、すごいピッチングをしたとのこと。
すごいですね、舞台が変わっても国が変わっても、変わらず活躍できるメンタルがすごいです。
どちらかというと、チキンハートなので見習いたいですね…。


さて。
そんなこんなで、今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!
 コールハーンのビットローファーですね!!
コールハーンといえば、1928年アメリカで、コールさんとハーンさんが作った、革靴のブランドですね。
今では、皮革製品バッグなども作っているようです。

ローファーが好きで、いろいろ履きましたが、意外にビットローファーは持っていませんでした。
履きたい靴ですが、最近ジャケットを着る機会すら、激減しているのでなかなか、履く機会が少なそうです(笑)。

さてそんな靴がどうなってしまったかというと…
 こんな感じで、ローファーの履き口部分が破れてしまいました。
これ、結構あるパターンですね。
特に比較的、薄めのデリケートなを使っているとこの部分、摩耗します。
極論、ライニングのない、厚手の革で作られているようなローファーでは、意外にこうはなりません。

で、確認すると真後ろだけでなく、比較的広い範囲で摩耗しているので、まずは、このパーツを取り外していきます。

こんな感じで、カッターで糸だけ切っていきます。
本体の革には絶対傷を付けたくないので、外す履き口の革のほうに力を入れ気味で切ります。
 で、この縫目と、あとはこの革の下に隠れているミシン目をほどくと、こんな感じで。
 パーツを外すことが出来ます。

で、これを交換する部分のみ切り取ります。
 今回はこのくらい残しました。
もちろん、すべて交換することも出来るのですが、そうするとローファーのサドルなんて言われる、ビット(飾りの金具)のついているパーツも外すことになるため、今回は最低限の交換で進めます。

で、新しいパーツを革で作ります。
 こんな感じですね。
つなぎ目は極力目立たないように、お互いに斜めに削ってフラットになるようにしっかり接着します。

で、新しい革を継ぐとこんな感じ…
 で、あとは元通りに縫い付けていきます。
パーツごと変えているので、元のミシン目はありませんが、なるべく元に近い感じで縫っていきます。

 こんな感じで、カタカタと。
で、内側の余った部分をカットします。
 写真下から伸びている棒が、イチギリなんて言われる道具で、先っぽだけが刃になっており、余分な革を引っ張りながら、切ることが出来ます。
 綺麗に切ることが出来ました!


仕上がりはこんな感じ。
 ほとんど違和感はないかと思いますが、上の写真の私の親指の上あたり、革の継ぎ目がわかりますね。
同じ黒でもどうしても、若干青っぽかったり、赤っぽかったりと、完全に同じにはなりません。
この後これも靴クリームで磨くことで、ほとんど違和感はなくなりますが、違う革を継ぐため、どうしても境目は出来てしまいます。
ただ、もちろん、強度的には問題ないので、これで安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、3240円、2週間程度のお預かりとなります。

履き口部分、ほつれたり、破れたり、靴底ほどではないですが、よくあるお修理になります。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!