2020年6月1日月曜日

本日より通常営業、婦人靴のカカトのゴムを交換します。

こんにちは!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、皆さま。
昨日まで、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、臨時休業とさせていただいておりましたが、本日6月1日より、通常営業に戻らせていただきます。
ご不便をお掛けして、申し訳ございませんでした。

緊急事態宣言は解除されたものの、元通りの生活というわけには、しばらくは戻れないのかとは思います。
新しい生活様式も意識しつつ、なるべく元に近い形で生活できるようになることを切に願っております。

今朝、郵便局に用事があって行きました。
オープン前、ソーシャルディスタンスを保つために、列がひどく長くなり、郵便局が開く時間になると、狭い空間にみんな入ってしまうという、よくわからない状態に。
難しいですね、新しい生活様式。
当店の場合、そうそう並んだり、お客様スペースに、たくさんの人が待たれるようなことはないかと思うので、リスクは少ないかと思いますが、諸々気を付けなくてはと思います。

さてそんなわけで、気持ちも新たに6月も頑張って行こうかと思います!
今日ご紹介するのはこちら!!
 ベージュのエナメルパンプスになります。
これからの季節、活躍しそうな靴ですね!!

こちらが…。
 こんな感じで、カカトのゴムが斜めに擦り減ってしまいました。
絶妙ですね、絶妙なタイミングでお持ちいただけました。
ゴムだけ擦り減った状態の段階で、ゴムの交換をすることが、当たり前ですが望ましいです。
ゴムの上のヒール本体が削れてしまうと、通常はその部分を平らに削って若干、低くした形で仕上げていくようになります。
高さを変えたくない場合は、革等ですり減った部分を継ぎ足して、ゴムを取り付けます。
その場合、550円追加の料金がかかってしまいます。

というわけで、今回は高さも変わらず、追加料金もかからずお修理できるタイミングでお持ち込みいただきました。
ちなみに…

 このボールペンの先の部分、金属が見えてきているのは、お分かりになりますでしょうか?
概ねこういった金属が出てきたら交換時期とお考えください。
音もカツカツ大きくなるかと思います。


というわけで、まずは元々のゴムを外します。
 こんな感じで、ニッパーでモリっと外します。
金具が出てきたらとご案内いたしましたが、そもそも金具が入っていないパターンもたまにあるので、ゴムが擦り減っていないか、直接ご確認いただけるのが安心です。

で、金具が打ち込んであった穴に、木製のペースなんて言われる棒を差し込みます。
 ハンマーでゴンゴンと。
そして出っ張った部分は、フィニッシャーで平らに削ります。
靴修理では基本中の基本になる、平らに削る作業。
一周周って最近、やっぱりこれが難しいななんて思ったりします(笑)。

で、ここに今回はウレタンのヒールパーツを取り付けます。
 こんな棒状のパーツ。
元々ウレタン系のゴムが付いていることが多い為、当店でも3㎝×3㎝以内のものは、基本ウレタンとゴムの2層タイプのこちらを取り付けていきます。
ウレタンの弱点としては、長い期間放置すると劣化して割れやすくなる点が挙げられます。
正直なところ、10年以上靴修理に携わっておりますが、修理用の材料が劣化して割れたのは見たことがありません。
が、それでもおそらく、ウレタンは加水分解的、劣化が起こる素材かと思います。

なぜリスクのある素材を使うのかと言えば、やはり合成ゴムに比べて硬く、摩耗にも強いからになります。
3㎝×3㎝以下のヒールの場合、やはり結構ヒール自体が細いです。
そこに歩いていて負荷がかかる以上、どうしても面積の大きいものよりも、すり減りやすくなってしまいます。
というわけで、当店では摩耗に強いウレタンを使用しております。

ちなみに、合成ゴムに比べ硬いせいもありコツコツ音も若干ですが、大きくなるかと思います。
その点、気になる際はお申し付けください。
音のしにくいタイプのヒール素材もご用意してあります。

 そしてもちろん、棒状のままあでは歩けないので周りをぐるりと削って形を整えます。
 で、最初に打った木製のペースめがけて釘を打ちます。
ヒールが細すぎたり、不具合がありそうな予感があるときは、ハンマーで釘を手打ちしますが、十中八九は釘打ち機で、スパン!スパン!と固定いたします。

で、出来上がるとこんな感じ。
 三か所、釘で固定しました。
 横から見るとこんな感じですね。
こちらのお修理、990円。
お急ぎであれば…15分くらいで行けるかと思います!

婦人靴のカカト修理、靴修理で一番多いお修理と言って良いかと思います。
それだけに、基本の作業が実は山盛りです。
とはいえ、出来ればサクサクッと短時間でお渡ししたい作業なので、なるべく早く出来るよう心掛けております。
お気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のおご来店、心よりお待ち申し上げております!