2014年4月7日月曜日

つま先に傷が付いてしまった!!そんな時は!!

皆様こんにちは!
靴とバッグの修理店doekです。
ちょっと・・・昨日の寒さにやられ、体調が良くない予感がしますが、気のせいだと思って頑張ります!!

さて、本日ご紹介するのはこちらの靴。
まだ比較的新しい靴かと思われます。
カカトもほとんど減っていないのですが・・・。

つま先、特に右足がかなり深めに、削れてしまっています。
で、まずは、傷がそんなに深くない左足から、擦ったような傷を隠していきます。
まずは。
細かい目の紙やすりで表面をやすって、極力平らにしていきます。
ですが、深めの傷があるからと言って、あんまり深追いすると、それはそれで困るので適度に安って平らにします。
こんな感じで、ファーッと色が落ちる程度には、やすって問題ありません。
ちなみに使ったヤスリは800番です。
こちらに関しては、後は乳化性の靴クリームで仕上げれば特別問題なく綺麗に仕上がります。
先ほどのヤスリの段階で、削りすぎるとクリームだけでは毛羽立ちを抑えられなくなるので、注意が必要です。
若干の傷は残りますが、こんな感じです。
傷が残ると言っても正直ぱっと見てわかるような状態ではありません。
もしご自分でチャレンジなさる場合は、軽くやすってクリームで仕上げる、凹凸がまだ気になるようであれば、もう少しまたヤスって仕上げて様子を見る、と言ったのを繰り返すと良いと思います。

左足はとりあえずこれでオーケーです。

次に問題の右足。
右足に関しては先ほどの、ヤスリすぎてはいけない所まで、いってしまった感じです。
むしろそれよりも深いです。
そんな時は・・・
こちら、皮革用の顔料になります。
絵の具に程近い感じです。
ゴム質に固まるので、皮革製品に食いつきもよく、曲がってもある程度耐えられるので、困ったときには使います。
上の写真のように、色を混ぜて調節して、傷のボサボサッとしてしまったところだけ、顔料で固めてしまいます。
色合いは揃うので、違和感は少ないですが、まだ凹凸があります。
その凹凸を、顔料が乾いてから、また紙やすりで整えます。
そうすると・・・・。
こんな感じになります。
やすった分、周りの色が薄くなってしまったので、かえって傷が目立つようになりますが、凹凸はだいぶ減っています。
後は、乳化性の靴クリームで整えていきます。
そうすると。
ちょっと光ってしまいわかりづらいですが、だいぶ違和感が減りました。
後は靴全体を磨きなおしてあげて、つま先とカカトのあたりを、ワックスでしっかり艶を出してあげるとこの通りです。
このくらいの距離から写真とってもわからない感じに仕上がっております。
歩いていたら、まずわからないかと思います。

こちらのお修理、シューケアという事で1620円となります。
お時間は・・・2時間程度はいただくと思います。
この手のお修理は、お時間をゆっくりいただけると、調節に時間が取れるので、長めにいただけるとクオリティがあがるかもしれません。

新しい靴で引っ掛けてしまったりするとショックですよね。
諦めずに、ご相談くださいね!!
何とかなる場合、比較的おおくありますよ!!

皆様のご来店、お待ちしております!!

2014年4月5日土曜日

ハーフラバーソール。

皆様こんにちは!
靴とバッグの修理店doekです!!

最近ブログを見てくださったからの、お問い合わせが増えており嬉しい限りです!
ぜひ、ご来店の際ブログを見たよ!!とお伝えください。
今のところ、特に何もありませんが、私のモチベーションが上がります(笑)。

さて。
今日はこちら!!

どちらも新品のショートブーツと、ブーティーです。
新品と言えば、ハーフラバーですね。
以前にも、ご紹介しましたが、新品でハーフラバーを貼るかどうかは、お好みです。
私、どちらも支持しておりまして、しばらく履いてから貼るもよし、最初に貼ってしまうもよしです。
ただ、単純にハーフラバーを何度も張り替えながら、長く履きたい!!という事でしたら、最初に貼るのはお勧めです!また、滑り止めの効果ももちろんございます。

靴底はそれぞれこんな感じです。
片方はグレーの底に、青のコバになっております。
もう片方はシンプルに黒ですね。
グレーの方はこんな感じで、底を削ると中は黒いゴムでした。
こちらはスパッと真っ直ぐ貼り付けます。
写真は、接着が強力になるように軽く削ってから接着剤を塗ったところです。
底が黒い方の靴は、元々のデザインにそって、ハーフラバーを貼ります。
真っ直ぐ削ってしまっても良いのですが、こちらの方が元のデザインを残せるので、ちょっと工夫した感じです。
そして、グレーの方はグレーのハーフラバーを貼ります。
かなり色が近いので違和感が無いかと思います。
切り口はこんな感じです。
一緒にグラインダーで削ると、青い部分が黒くなるので、今回はグラインダーで削らず、カッターでギリギリを切って仕上げています。
黒い底の方はこんな感じです。
土踏まずの辺りのカーブを、貼る前に決めておいて、接着しているのでバッチリです!
こちらは黒い仕上げなので周りをごく軽く削っています。

どちらも比較的目立たずに仕上げられたのではないかと思います!!

婦人靴のハーフラバーソール、1足、1944円になります!
お時間は、20分程度です。

底の薄い靴は、新品のうちに貼った方が安心ですよ!
皆様のご来店お待ち申し上げております!!

2014年4月4日金曜日

ムートンブーツ ケア。色いれ

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅南口の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口をでて、右へ。みずほ銀行のATMの角を左へ曲がり、環八側道沿いに進みます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店となっております。
駅からは・・・実際の所1分かかりません。
すぐ近くなので、ぜひご来店くださいね!!

さて。
本日はこちら!
冬の定番、ムートンブーツです!!
そろそろ、暖かくなってきたのでしまえる季節ですね。
もちろん、このまましまっても差し支えないのですが、綺麗にしてからしまえば、来年の秋にはご機嫌です。
今回どういった感じかというと

こんな感じで元々の黒がだいぶ色あせてしまっていました。
こんな時は、まず、ブラッシングで全体の汚れをかき出し、ムートンの毛の潰れている部分をしっかり起こしなおします。

こんな感じの、スウェード用の中に真鍮が入ったブラシでブラッシングします。
で、全体の毛並みをしっかり整えて、汚れを落としたら。
スエードカラーフレッシュリキッドで捕色していきます。
スエードの補色というと、スプレータイプをイメージする方が多いと思いますが、当店では写真のよな、先のスポンジに染料を染みこませて塗りこむタイプをご用意しております。
スプレーで表面をフワーーー!!っと黒くしていくのも良いのですが、グリグリ染みこませられる、こちらをお勧めしております!
こちらの、スエードカラーフレッシュリキッド、1080円です。
こんな感じで、ギュッギュギュッギュ、染めていきます。

こちらのスエードカラーフレッシュリキッド、各色ございますが基本的に染料が薄いです。
ですので、乾かして軽くブラッシングをしてという作業を何度か繰り返し、様子を見ていきます。
残念ながら、1回でパキッと黒くはなりません。
逆に、ムラになりにくかったりはするので、その点は使い勝手が良いかと思います。

何度か繰り返して補色していくと、こんな感じで仕上がります。
ちなみに、私最後にスエードカラーフレッシュスプレーも使用しました。
リキッドタイプだけで仕上げることもできるのですが、最後に無色なのですが、スプレーで仕上げると全体に綺麗に仕上がるような気がします。

左側がスエードカラーフレッシュスプレー 1620円
右側はシューフレッシュ 1296円
次の冬までしまわれることを、考えると少しでも、カビなどのリスクも減らしたいのでシューフレッシュスプレーもしっかり掛けておきました。
こちら、におい対策なのですが、カビ対策にもとても効果的です。
あわせて、使用しております。

ここまで一通りやって、シューケア1080円となっております。
お時間はできれば、3日程度いただきたいです。

ご自分で、シューケアグッズを揃えてお手入れするもよし、当店にお任せくださるのもよしです!!
比較的低価格で当店ムートンブーツのケアを行っているので、そういう意味ではお得かもしれません。
ですが、ご自身でやっていくと、愛着がわいたりもしますからね、そのあたりはお好みです。
スエードの靴を何足お持ちなら、揃えたら楽しいかもしれませんよ。

それでは、みなさまのご来店、心よりお待ちしております!!

2014年4月3日木曜日

ダナーのブーツ、オールソール交換 シャークソール!!

皆様こんばんは。
今日は一日雨でしたね。
まだ、桜は散らないと思いますが、ちょっと肌寒いくらいです。
明日まで降るらしいですが、日中には止むようなので一安心です。

さて。
今日はこちら!
DANNERのブーツです。
靴底は、ビブラムの148番がついていますね!
まったくもって、間違いのない、ワイルドな仕上がりです。
お客様、20年以上の付き合いだとおっしゃっていました。
そんな靴欲しいですよね、格好良いです!!
私、一番長い靴で・・・15年くらいたつビルケンシュトックの靴がありますね。
大事に履いていきたいものです。

さて、話は戻り。
こちらのブーツ、若干底にひびが入り、かかとも減ってきているとの事で、全部底を変えてほしいとのご要望でした。
そこで、少し、イメージも変えたいと。
そこで、今回ご提案したのがシャークソールです!
もちろん、こちらも同じくビブラム社製品です!!
いかがですか!?この大振りなギザギザ(?)!
ワイルドな仕上がりになりつつも、洒落感があると思いませんか!?

と言うわけで、まずは元付いているソールを剥がします。
こんな感じで、剥がすことができました。
底をはがしても、ミッドソール部分だけでも一般的な革底程度の厚さがあります。
ごついですね!!

剥がした部分の、古い接着剤等を丁寧に削り落としてから、シャークソールをガッチリと圧着していきます。
ハンマーで、ガツンがつんと叩いて仕上げていきます。
そして、周りの余った部分をいつも通りグラインダーで仕上げていきます。
グウゥイーン!!!っと周りを削って仕上げると・・・

いかがですか!?この横顔、男前そのものです(笑)。

これでまた、ガツガツ履いていただけるようになりました!!
もう10年は、らくらくいけるのではないのでしょうか♪

こちらのお修理、10800円いただいております。
お時間は2週間程度。
ミッドソール部分を交換しなくてはいけないようですと、2160円プラスになってしまいますのでお気をつけください。

靴底周りのちょっとした?カスタムも承っておりますよ!!
軽くして欲しい、硬くして欲しい、滑らなくして欲しい、格好良くしてほしい!!などなどお気軽にご要望ください!!
できる限りのご提案を致します!

それでは皆様のご来店、お待ち申し上げております。。

2014年4月1日火曜日

ルイ・ヴィトンのバッグ、裏地交換 LOUIS VUITTON

皆様こんにちは!!
いよいよ、四月、新年度が始まりましたね!!

新年度だからと言って特別なにかが変わるわけではありませんが、やっぱり気分も新たに頑張ろうと思えるから不思議です。
気分も新たにですが、今朝の新聞はというと・・・。
わかっていたことですが、やってきましたね。
昨日は井荻の駅でも定期を購入する方が列を成していました。
きちんと社会保障の為に使っていただいて、納得できる形になることを願うばかりです。

当店も、熟慮いたしましたが消費税8%預からせていただきます。
その分ではないですが、当店の会員になると、ゴムヒール交換、滑り止めに関しましては、定価よりいつでも10%オフとさせていただいております!
もちろん、会員費等一切いただいておりません。
また、会員になっていただく際、ご住所、お電話番号とあわせて、お誕生日をうかがうようにしております。
お誕生日の月には割引券もお送りいたしますので、ぜひ会員登録お願いいたします。


さて。
と言うわけで今日のお修理はこちら!!
写真が横を向きましたが、ルイ・ヴィトンのモノグラムです。
こちらがどうなってしまったかと言うと。
こんな感じで裏地がボロボロベタベタしてきてしまっています。
モノグラム自体も塩化ビニールですが、裏地も同じような素材のようです。
何度と無くご紹介していますが、加水分解の類かと思われます。

で今回は、またベタベタしないようにという事で、ナイロンや綿の素材もおすすめしたのですが、元と雰囲気が違ってしまうという事で。。。
革にします!!
で、さらに難儀なことに。
このバッグ、裏地が表のモノグラムと一緒に全て縫いこんであります。
『全て』縫いこんであります。
重要なので、2度言いました(笑)。

という事で作業スタートです。
こんな感じで、糸切りバサミで糸を切りながら、『全て』分解していきます。
この段階、まだかなり不安です(笑)。
なんせ、LOUIS VUITTONですから!!

このくらいまで行くと、ちょっと逆に楽しくなってきます。
すごいぞ、すごい事をしているぞ、私!!と言う感じです(笑)。
で。
魚ではないですが、見事に3枚に分解できました(笑)。
なかなか、見かけない光景です。
思わず、このまま型紙を取ってしまおうかと思いましたが、あえて型紙を取るほど難しい形でもないのでやめました(笑)。

なかなか見る機会のないモノグラムの裏側です。
やはり芯材は概ね紙のような素材なので、しわくちゃになっています。
茶色いところはキャンパス地でした。

モノグラムはキャンパス地に塩化ビニールで加工したものです。
元のキャンパスがしっかりしている上に、モノグラムの塩ビはおそらく、普通の塩ビよりもやっぱり、技術が高いのか値段が高いのかわかりませんが、しっかりしております。
この話をすると、革でない事にがっかりする方もいらっしゃいますが、モノグラム今までの経験ですと、革よりも丈夫です。
『LV』のロゴが消えたのも見たことありません。
もちろん雨もはじきますし、トランクケースは船が沈んでも浮き輪の替わりになります(笑)。
ほんとらしいですよ、ルイヴィトンが有名になったきっかけだと、何かで読んだことがあります。

さて、余談が長くなりましたが、まだ続きます。
だからと言って、革のほうが塩ビよりも劣っていると言う話でもありませんよ!!革には塩ビには無い復元性があります。
それはまた、別の機会にしておきます(笑)。

さて。
という事で、裏地の革を用意します。
こちら。浅草で購入してきた、国産の豚革です。
ちなみに、豚の革はほとんど、国産だそうです。

いつも写真を撮っている机が完全に見えなくなる程度には大きな革ですね。
で、豚さん一頭分の革なので、せっかくなので少し革の話を。


これ、同じ豚革の写真です。
上のほうが、きめが細かくフラットなのがわかるでしょうか。
下の写真は若干ぶくぶくとして、皺っぽく見えます。
これ、上の写真が、豚さんの背中の部分になります、下の写真は、おなかよりですね。
ちなみに下の写真の下のほうに写っているポツポツは、おそらくおっぱいです。

基本的に、豚や牛の皮はおなかの部分を開いて作られます。
食肉にする際、おなかの中を出すからだと思われます。
例外があるとすると、ワニやヘビと言ったエキゾチックレザーは、腹開きの場合と、背開きの場合があります。
おなかの『符』(ふ)の美しさを前面に出してバッグを作る際は、当然おなかで開くのではなく、背中側で開くことになります。

で、人間でもそうですが、息をするたび食事をするたびに動く、おなか側はやはり、皮も柔らかくなります。
それに比べ、背中側はおなかほど動きも多くなく、フラットな伸びが少ない革になります。
ちなみに、牛の場合、肩から首にかけては上下運動が多い為、革に深いしわが入ります。
その部分はショルダー革などと呼ばれ、それはそれで味のある革に仕上がります。
バッグを作る際などはそういった特徴を考慮したうえで、バッグのパーツを革のどの部分で裁断するかを決めていきます。
わかりやすいところでは、ショルダー紐など長い紐は、背中部分を首からお尻の方に向かって裁断します。
そうすると、縦に伸びにくい紐を作ることができます。
逆に持ち手のハンドルなどは、バッグに付ける段階でカーブさせて取り付けます。
そういう時は、背中からおなかに向かって裁断してあげると、自然なカーブが出たりします。
当たり前のように使っているバッグでも、色々な職人さんが、経験を活かして作ってくださっていると思うと、物の見方がまた変わってきたりしますね!!

さて、どうしても革の話だと、長く横道にそれますが、本題に戻ります。




バッグにあわせて、豚の革を裁断し、モノグラムの端に挟みこむ部分を写真のように包丁で薄く漉いていきます。
そして、周りを全部挟み込み皺がよらないように固定した状態が・・・
こういった形。
ロゴももちろん元の場所につけておきます。
後はずれないように固定して、ミシンで一目一目慎重に縫っていきます。
で、出来上がりがこちら!!
ほとんどわかりませんね(笑)。
中はと言うと。
こんな感じ。
これ、写真がいまいちなんですが、実物肌触りも、もちろん見た目も高級感すごいです。
なんていうか、肌触りがふかふかです。
やっぱり、そういう意味では革は良いです。

ちなみに、ミシン目ですが、表の胴判側はほぼ100%もとの縫い目で縫えています。
ですが、残念ながら、マチ側で一箇所
写真のほぼ中央部分、ミシン目がずれているのが、お分かりになるでしょうか?
元のミシン目より若干内側を縫ってしまっています。
下糸側はどうしても見ながらは縫えないので、ずれる場合がございます。
ご依頼いただいたお客様にもお話はしてあるのですが、もちろんずれないよう全力を尽くしますが、これに関しては、現在の私の技術の限界かと思われます。
ご了承下さい。
もちろん、こういったことが、無くなるよう日々努力しております。

と言うわけで、ルイ・ヴィトンの裏地の交換でした。
なかなか、ここまでバッグ全体を分解することも無いので、緊張感のあるお修理でした。

こちらのお修理、ファスナーやポケットが全く無いという事もあり、16200円となっております。
お安くは全く無いですが、正直お高くは無いのではないかと思います。

裏地を全体革で作り直す場合は、お時間2週間~3週間いただいております。
本当にタイミングよく、裏地に使える革が手元にある場合は1週間~2週間でお受けできます。

靴やバッグ、直せる場合がほとんどです。
ぜひ、ご相談ください!!