2018年7月29日日曜日

一体型の靴底の、カカトの修理

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


台風、いつもと違う進路でしたが、当店の周りもかなり雨は降ったものの、それほど大きな被害はなかったように思います。
最近は大雨が本当に、すごいので心配ですね。
被害が大きくならないと良いのですが…。

さて、そんなわけで、台風一過で、また酷暑に戻るのかなと思いましたが、40度近いような気温にはしばらくならないみたいですね。
一安心です。

そんなこんなでございますが、今日も元気にお修理のご紹介!
ここの所、ブログの更新がおろそかになりがちだったので、頑張っていきますよ(笑)!
こちら!

 夏らしいですね!
オープントゥのサンダル??パンプス??になります。
こちらの靴底はというと…
 こんな感じ、木製のウェッジソールの靴底に、ゴムが貼ってある仕様ですね。
意外と、こういったカカトからつま先まで、一枚のゴムになっている靴は、直せないと思っていらっしゃる方が多かったりします。
もちろん、お修理できるんですよ!
ゴム全体の交換はもちろん、カカトや、つま先だけの部分補修も出来ますので、お気軽にご相談くださいね!

というわけで、今回は…
 この、ゴム部分が擦り減ってしまった、カカトを直していきます。
ちょっと、気の部分まで削れてしまっております。

まずは、ゴムを足す位置を決めます。
 こんな感じ。
なるべく左右対称にしますが、すり減り方が、左右極端に違う場合は、若干角度を変える場合もございます。

で、用意したのがこちら。
 片側が厚くなっている、傾斜板なんて言われるゴムを使っていきます。

先ほど引いた線に沿って、削れている所までを、スパッと真直ぐ削り直します。
 こんな感じですね。
この断面が、スパッと完全にフラットになっているのが、割と重要になります。
ゴムをつける際、丸くなっていると、接着しにくいからですね。

で、用意した傾斜板、靴本体のほうにも接着剤を塗布し、しっかり乾かしたあと、温めてから接着します。

 これ、ヒートガンで温めている所ですね。
ついつい、接着剤を乾かすのに、放置しがちなので、ちゃんと温めてから圧着していきます。
今回は、ハンマーで圧着。
ヒールに角度があるものは、圧着機に入れにくいので、ハンマーでしっかりガッチリ、叩いて固定していきます。

で、温めたゴムが冷めたら、周りの余った部分をフィニッシャーで削っていきます。
 こんな感じで、ゴーーーーーっと削ります。
で、出来上がるとこんな感じ。
 ちょっとこれだとわかりづらいですね。
横から見ると…
 こんな感じ、比較的ナチュラルに仕上がっているかと思います!
後ろから見ると、向かって左側が、やや黒いゴムが厚くなっているのがお分かりかと思います。
木の部分まで削れてしまっていたところですね。
おそらく履いてしまえば、ほぼわからない程度の厚みの違いではあるのですが、基本的には気の部分が削れる前にお持ち込みいただけると、より違和感なく仕上げられるかと思います。
こちらのお修理、両足で1458円。
出来れば1時間程度、お預かりできると安心です。

まだまだ、暑い時期が続きます!
サンダルや、ミュール、出番が多いですよね。
カカト、ちゃんと直すことが出来る場合がほとんどです。
是非お気軽に、ご相談くださいね!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!