2018年7月31日火曜日

紳士靴のカカトのすり減り修理!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


さて、いよいよ明日から八月。
当店、お盆休みを撮る予定はないので、通常通り水曜日だけお休みさせていただきます。
暑い中、靴を持って歩くのは、しんどいかと思いますが、皆様のご来店、お待ち申し上げております(笑)。


さて、そんなわけで、今日は靴修理の定番、カカトのお修理のご紹介。
こちら!

 黒の内ばねストレートチップの靴になりますね。
で、こちらが…
 こんな感じで、割と深めにカカトが擦り減ってしまいました。
 後ろの方は穴が開いてしまっています。
横から見るとすり減っているのがわかりやすいですね。
 で、こちらの靴底、靴底が前のほうからカカトまで、一つのパーツで出来ているため、部分的に外してお直しするということが出来ません。
で、そんな時はどうするかというと…
 こんな感じで、ゴリゴリゴリ――っと削っていきます。
ちょっと、独特の削れかたをしています。
こちら、靴底が塩ビ系の素材になるため、どちらかというと溶けるようなイメージで削れて行きます。
この塩ビ系の材料、実はかなり接着しにくい素材になります。
もちろん、当店では、プライマーという接着剤用の下処理剤があるので、付けることが出来るのですが、市販の革やゴム用の接着剤だと、ちゃんと付けることが出来ないので注意が必要です。

で、取り付けるカカトは今回はこんな感じの分厚いもの。
 こちらも、ピタッと形が合うように、接着する前に粗方けずっておきます。

接着面はこんな感じ。
軽量化のためでしょうか?中が空洞になっています。
なので、すり減ってくると、カカトに穴が開いたようになってくる形です。
 で、ここに例のプライマーを塗ります。
 そのまま、1時間程度乾かすと、こんな感じ。
しっかり乾かしてから、接着剤を塗布して、圧着していきます。
 釘もぐるっと周りに打つので、まず外れるといったことは無いかと思います。

そして、周りを削って整えると…
 ガーーーっと。

 こんな感じに仕上がりました。

 側面はこんな感じ。
パキッと綺麗に仕上がっております。
これで、また問題なく、バリバリ履いていただくことが出来るかと思います!
こちらのお修理、2430円、混みあっていないければ、当日の返却も可能です。

今回は20mmの厚さの、サムティアスヒールを使用しております。
他にも同じような厚みのタイプがあり、もっと良いものが無いか、試行錯誤中になります。
場合によっては、同じタイプの模様違いのものをおすすめする場合もございます。
基本的にはより良いものを、おすすめしますので、ご安心くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!