2018年10月4日木曜日

スニーカーのサイドカバー修理!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


さてさて、すっかり日が落ちるのも早くなり、昨日はスーパースタッフと、ハロウィンの飾りつけの話が話題に上がりました。
すっかり、すっかり、年末ムードになってきましたね。
年末はまだ早いですかね(笑。
そんなこんなで、ここからは一気に、年末年始まで突っ走ることになるかと思いますが、今日もグッと落ち着いて、お修理のご紹介。
こちら!!

 ビンテージ感の強いスニーカーになりますね!
シンプルなものが良いです、最近本当に思います(笑)。

こちらが、どうなってしまったかというと…

 靴底の周りに巻いてあるゴムが、劣化してボロボロになってしまいました。
おそらく、オレンジ色の部分は、接着剤になります。

今回は、この周りの部分を交換してきます。

ということで、まず周りのゴムを外していきます。
 こんな感じで、手で引っ張ると、びりびりびりっと剥がれてきました。
概ねこれで剥がすことが出来ましたが、やはり、若干ゴムが残る部分がるので、フィニッシャーで削り落とします。
 靴自体が生地なので、あまり押し付けると生地が破れてしまいます。
頃合いを気を付けながら、削っていきます。
で、全て回りを削りおとすと、こんな感じ。
 そこに残っている白いゴムは、靴底に当たる部分の、切り口になります。
ここにゴムを巻いていきます。

 サイド部分には、プライマーという、接着剤用の接着剤を塗布して、しっかり乾燥させます。
1時間程度乾かしたのち、今回は接着剤にデスモジュールなんていう、薬品を1滴混ぜて、接着面に塗っていきます。
デスモジュール、かなり強そうな名前ですが、接着剤にこちらを少量混ぜることで、接着剤のパワーがさらに強くなります。
こちらは、実は通常のお修理ではほとんど使わないのですが、たまに接着だけで、しっかり付けなければならないお修理の際に使用します。
スポーツ用の靴や、登山靴などの場合に使うものですね。
今回なぜそれを使ったかというと、どうしても歩く際、屈曲する部分に平たいゴムを接着するということで、剥がれやすい可能性があったからです。
もちろん、製品でも剥がれてしまうことがある部分なので、完全には無理なのですが、極力剥がれないよう、デスモジュールを使用しました。


 で、今回、周りに巻くのがこんな感じの、シート。
もちろん、プライマー処理をして、デスモジュール入りの接着剤を塗布してあります。
 こいつを、やや引っ張りながら、周りにしっかり巻き付けていきます。

で、靴のサイド部分は当店の、圧着機では圧着出来ないので、ハンマーで慎重に叩いていきます。
 先っぽもこんな感じで。
本来であれば、靴を作る際に使う木型を入れて、しっかり形を整えた状態で叩いていきたいのですが、なかなか修理店だと、そこまでご用意できないので、金台に当てながらたたいていきます。

そして、これだけでも嫌ではないのですが、つま先のほうを削りました。
ちょっとわかりにくいですね…


で、つま先部分は2重になるように、さらにカバーを上から接着します。

 こんな感じ。
だいぶ、元のデザインに近い雰囲気になりました♪
靴底は元のものを利用しているので、こんな感じですね。
これでまた、問題なく履いていただくことが、出来るかと思います!

こちらのお修理、4320円、2週間程度いただきました。

スニーカーのお修理は、完全にデザインを再生することは難しいのですが、しっかり履くことが出来るような形でお直しすることは可能です!
是非お気軽に、ご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!