2021年4月13日火曜日

FENDIのバッグのハンドル交換!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さてさて、松山選手、すごいですね!!
私ゴルフは、ほんのちょっとやったことがあるくらいで詳しいことはわかりませんが、それでもやっぱり世界一。
素晴らしいです。
やっぱり明るいニュースは良いですね、完全に他人事とはいえ、嬉しい気分になります。

さて、そんなわけで、しんどいニュースが多いですが、気持ちだけでも前向きに、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
フェンディのバッグになりますね。
イタリア、ローマで1925年に毛皮製品の工房として創業したそうです。

そんなフェンディのバッグ、よく見ると・・・
ハンドルの付け根の革が切れて、外れてしまっていました。

また、こんな感じで革を張り付けて作ってあった部分が剥がれてきております。

そこで、今回はこちらのハンドルを交換してきます。

交換といっても、なかなか同じようなものは市販されていないため、ハンドルを作っていきます。
今回は、バッグ本体の色に合わせて、紺色で作ってほしいとのご依頼でした。。

そこでまず、革を裁断します。
こんな感じで、裏表と付け根の革の分をまず、裁断しました。

ちなみに修理で使うこういった皮革、運が良いと必要分に近いサイズで購入することが出来るのですが、今回はこちら。
ドドーンと、牛の半裁の革から取っております。
半裁というのは、お腹で開いた牛を、半分にカットしたものですね。
イメージとしてはアジの開きを、真ん中で切った感じです。

写真で私が持っている上の方が、牛の首。
足元の方が、おしりになります。
比較的まっすぐな写真左側が背中の中央。
右側がお腹側ですね。

ちなみにこの時、私、50センチくらいの高さの椅子の上に立っています。
私の身長が靴を履いたままなので、180センチくらい。
それで腕を伸ばして革を持っても牛のお尻は床についているので・・・小さく見積もっても250センチ程度の長さはあるかと思います。

大きいですね、牛!
他で使う予定があったりすれば、ためらわずこういう大きな革でも仕入れられるのですが、例えば金色の革とか、型押しのとても他では使えないような革は、非常に仕入れるとき躊躇致します(笑)。

さて、そんな大きな革から切り取った細長い帯を・・・
ちょっとわかりづらいですが、革が延びないように裏に伸び防止のテープを貼り、接着していきます。
で、今回は紐の両側を縫っていきます。
もとの白い紐は接着だけでしたが、どうしても長い目で見ると剥がれてしまうことが予想されるため、お客様と相談し縫わせていただきました。
で、紐の付け根も同様に作って、こんな感じで紐が出来上がりました。

あとはこれを本体に取り付ければ完成です。
外れないように、ガッチリと縫い付けます。

これで完成ですね!
白い紐よりも統一感はあるような気がしております!

こちらのお修理、13200円で2週間ていどいただいております。
内訳は、紐のみの作成が8800円。
紐の付け根の作成が1ヶ所2200円といった形になります。

どうしても、ハンドルやショルダー紐の交換は、イメージよりもお高く感じられるかと思います。
出来合いの紐を取り付けることが出きれば良いのですが、なかなか、ちょうど良いものもなく、紐事態の作成から行わなくてはならない為、手間と時間がかかります。
ご理解いただければと思います。
逆にある程度ご予算を抑えたい際は、他のバッグの紐をご持参いただく等で、純粋に取り付けるだけにしていただけると、価格は抑えられるかと思います。
是非お気軽にご相談んください。
それでは皆様のご来店、お待ちしております!!