2016年9月13日火曜日

ちょっと厚めのハーフバーを貼ってみる。ビブラム7170番!

皆様こんにちは!!

杉並区、上井草の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。
次の水曜以外のお休みは年末年始の予定です!

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc



さて、今日は朝から激しく雨が降っていますね。
一雨ごとに秋に・・・このままだと、一気に冬がやって来そうで、怖いです(苦笑。
ですが、このくらいの気候は動きやすくて良いですね。
仕事がはかどります(笑)。

というわけで、今日は朝から、ブログの更新です!
ここのところ、さぼってしまっていたので(笑)

こちら!!
 なんだか雰囲気のあるローファーがやって来ました。
フローシャイムのキルトローファーですね。
これは・・・中央にタッセルがあったのでしょうか?
ちょっとはっきりわかりませんが、独特のデザインになっております。

で、こちらがどうなってしまったかというと。
 ちょっとわかりづらいですが、つま先部分に穴が開いてしまっているの、お分かりになりますでしょうか?
靴底の革がもともと薄く、ウェルトがない作りのため、写真のようにグッと、力がかかるとアッパーが地面に擦ってしまう形状です。
新しいうちは靴底自体に、現状よりは厚みが残っているため地面にすることは無いのですが、靴底が摩耗してくると、こういった状況になってしまいます。
靴底の薄い靴は要注意ですね。
婦人靴でも良く見受けられます。

で、今回はつま先部分の厚さを戻し、やや厚めのハーフラバーを装着していきます。
 まず、こんな感じで、つま先の減った部分に革を接着して、形を整えていきます。
そうすると・・・
 こんな感じで、おそらく元々、このくらいは厚みがあったであろうところまで、厚みを戻します。

底面は
 こんな感じ。
これから、ハーフラバーを取り付けるので、接着しやすいよう全体に荒らしてあります。


で、今回は、通常の2ミリ程度のハーフラバーでは、またすぐ同じようなことになってしまうのではないか??ということで、厚みのある、ビブラム7170番を装着していきます。
厚みは4ミリ程度あるので、通常のハーフラバーの倍はあります。
 こんな感じで、しっかり圧着していきます。
スニーカーの底などにも使うパターンの底材なので、滑り止めの溝がしっかりしていますね。
 あとは、通常通りグラインダーで全体を整えていきます。

そして出来上がりが・・・
 どどん!!
以外に違和感なく仕上がっているのは、自己満足でしょうか(笑)??

 底面はちょっとカジュアルな雰囲気ですね。

 もちろんグッと力を入れても、アッパーが地面にすることは無いかと思います。

 
こちらのお修理、2376円いただきました
最短30分程度ですが、長めに時間をいただけると助かります!!


天候の悪いうちに、ごりごり修理を進めていはいきますが、若干忙しい時期に突入してきた気がしております。
修理時間を長めにいただくことがあるかと思いますので、余裕をもってお持ちいただけると、ありがたいです。
よろしくお願いいたします。

もちろん、それでも大急ぎの場合は言ってくださいね!!
順番を入れ替えてでも、何とか致します!!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!