2017年5月6日土曜日

レザーハーフ&ラスターヒール!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc


さて、気持ちの良いくらいの、お出かけ日和。
皆様、ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか??
気が付けば、連休も今日明日で終わりですね。
当店はというと、ゴールデンウイークも関係なく、水曜定休10時から20時まで営業しております。
明日も営業しておりますので、お気軽にご来店くださいね。


さてさて。
そんなわけで、今日ご紹介するのはこちら!

 ウエスタンブーツのような模様の入った、スエードの外ばね紳士靴になります。
こちらがどうなってしまったかというと…
 カカトがすり減り、つま先側の革にも穴が開いてしまっています。
元々、製品の段階でハーフレザーソーるが貼ってあった仕様かと思わまれます。

というわけでまずは。

元々の接着してあるハーフレザーをニッパーで剥がしていきます。。
ゴムに比べて、革はがっちり接着が付きやすいうえに、薄くなったところから千切れるので、意外にはがすのが大変です(笑)。
同様にカカトのトップリフトも外します。

で、剥がした後、つま先やカカトの、すり減りすぎてしまった部分に革を足していきます。
 こんな感じで、ゴツッと革を接着して、これを違和感のないように削っていきます。

つま先はこんな感じ。
 カカトもスパッと綺麗に足すことが出来ました。

 で、ここにしっかり接着材を塗布して、ハーフレザーとトップリフトを接着していきます。

 ハンマーの柄の部分を使って、テコの原理でがっちりしっかり圧着します。
もちろん、その後、圧着機に入れて、よりしっかり圧着します。
両面に塗った接着剤をしっかり乾かして、がっちりと圧着するのがポイントですね。

で、周りの余った部分を切り取った後は、グラインダーで整えていきます。
 周りが整えられたら、今度は革の表面、銀面なんて言われる部分を削って起毛させて行きます。
 こんな感じで、全面白っぽいくなるまで削ります。

その後、靴底を染料で染め上げていきます。
 こんな感じですね。
しっかりバフをかけておかないと、色が入らないので、抜かりなくやる必要があります。

 そして、最後にクリームを入れたり、表面をつぶしたりすると…
 こんな感じで、いい感じのツヤが出て、全体にナチュラルにまとまります。

今回はあえて、元に近いようにハーフレザーの段差を残してあります。
 横から見るとこんな感じですね!


これでまた、おおむね新品に近い状態で履いていただけるかと思います!!


こちらのお修理、ハーフレザー4320円、ラスターヒール3240円いただいております。
革でつぎ足す部分が多いと540円プラスになる場合がございますので、お気をつください。。。
出来れば2日程度いただけると助かりますが、最短…1時間半程度でしょうか?在庫の具合にもよりますので、ご相談ください。


というわけで、オールソール交換をしなくても、オールソールにほど近い形で仕上げることもできたりします!!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!!