2018年9月9日日曜日

リーガル(REGAL)の靴の、ビブラム2055、オールソール交換!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


テニスの、大坂なおみ選手、すごかったですね!
全米オープン、優勝!
しかもまだ20歳。
まだまだ、強くなれる年齢ですよね、きっと。
見ているだけでも楽しいです、ぜひ頑張ってもらいたいですね!


さて、そんなわけで、朝一で興奮して、若干疲れておりますが、今日も元気にお修理のご紹介(笑)。
いい加減夏バテなんて言ってられません(笑)。

こちら!!
 リーガルの、外羽根、ストレートチップになりますね!
ガラスレザーの黒、スーツに合わせるには非常に扱いやすい靴になるかと思います!!
リーガル「REGAL」の靴は、それこそ靴にあまり興味のない方でも、ご存じなのではないでしょうか???
1961年に、アメリカから日本に上陸したブランドになりますね!
日本製靴株式会社が、1961年にアメリカのクラレス社と技術導入契約を結び、日本でのリーガルブランドの製造販売が始まった、という歴史だったと思います。
ちなみに、日本製靴株式会社は1902年創業。
多くの人が知っていて、履いているわけですね。


さて、そんなリーガルの靴。
今回は・・・
 カカトも減ってきており…
 ちょっと見づらいですが、脇の塗ってあるパーツが、ところどころ、ひび割れてきています。

指でゴリッと、やってみると・・・ 
 パーツが部分的に外れました。
指で、グリッとやって取れるというのは、さすがにちょっと心配な状態です。

この靴底の上の押し縁なんて言われる、帯状のパーツ。
実は靴底を全て交換しないと、修理することが出来ません。
そこで、今回は靴底を全て交換し行きます。


まずは…
 フィニッシャーで、靴底を削ります。
この際、縫ってある糸も一緒に削って切ってしまいます。
マッケイ製法と言われる、靴の中から靴底を縫い付ける、作りになっておりました。
 で、靴底の縫ってある糸が切れると、ある程度グッと力を入れると、靴底を剥がすことが出来ます。
とはいえ、しっかり接着してあるので、こんな感じの、ヤットコで、てこの原理を使って剥がしていきます。
 剥がすとこんな感じ。
左側が靴底、右側が靴本体ですね。
中のコルクが、靴底にだいぶ持っていかれてしまいました。

で、剥がした靴底を型紙代わりにして、新しい靴底の形を作ってしまいます。

 こんな感じで、線を引き、貼り付ける前に大まかな形を作ります。

靴のほうはというと、コルクが剥がれてしまったので、新しいコルクを接着し、靴底との接着面を、なるべくフラットな形に整えます。
 こんな感じ。


そして形の出来た靴底には、新しい押し縁をぐるっと接着していきます。
 こんなあkン時で、ぐるっと。
この後、しっかりハンマーを使って圧着しました。

その状態で、靴を縫い屋さんにお願いして、マッケイ縫いを入れてもらいます。

そうすると、こんな感じ。
 ぐるっと、縫っていただきました。

あとは、カカト部分を作成し取り付けていきます。
 これは、積み上げなんて言われる、カカトのパーツを削り込んでいる所ですね。
基本的には革の積み上げを使うようにしております。
合皮?のものや、スポンジ素材で作られたものもあります。

で、積み上げの上にトップリフトのゴムを付けて、形を整えていきます。
 積み上げは釘で固定し、トップリフトを接着した状態ですね。
この状態で、一気に削り込みます。

形が整ったら、押し縁の角を落としたり、コテを入れるような作業をしていきます。
 これは押し縁の角を落としているシーンですね。
道具がほぼ見えませんが、専用の刃物で、角を落としていきます。。

で、出来上がると、こんな感じ。
 パチッと綺麗に仕上がりました!

横から見ると…
 こんな感じですね!
これで、また問題なく履いていいただけるかと思います!!
男前に仕上がりました!!
こちらのお修理、ビブラム2055番オールソール10800円と、押し縁の交換2160円、いただきました。
3週間程度のお預かりとなります。

カカトやハーフソールでのお修理で、しっかり靴を持たせることも出来ますが、靴底を全体変えてあげると、バランスを取り直すことが出来たりと、やはりメリットが多いです。
ただ、お値段は、やはりかかってしまうので、お気軽にご相談ください。
必要に応じたお修理を、ご提案させていただきます!

それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!