2019年5月19日日曜日

レザーハーフソール、革半貼り

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手にある、お店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、そんなわけで移転、リニューアルオープンをして、ようやく新店舗での動きも慣れてきた気がしております。
気候が良いこともあり、ドアを開けっぱなしにして、営業しておりますが、そろそろ、お隣のセンチュリー21さまのテーマ曲「Hello CENTURY21」を覚えてしまいそうです(笑)。

というわけで、まだ若干バタバタしながらではありますが、改めて今日も元気にお修理のご紹介です!
こちら!!
 こちら!
外ばねのウイングチップになりますね!
革靴の中では、ちょっとカジュアルな雰囲気でしょうか。

で、今回は…
 ソールが擦り減っていたので、ここに革を足していきます。
写真を撮り忘れ、すでに表面を荒らすところまで来ております。
ゴムや革を接着する際、ほとんどもれなく、表面を削って接着剤の付きを良くします。
これは、新品の場合でも同様の作業が必要になりますので、念のためご承知ください。

で、今回はつま先のところを少し足してあります。
 写真ではわかりにくいですが、やや減り過ぎていたつま先に革を足して、平らにならしてあります。

ここに、革をガッチリ接着してきます。
 こんな感じで、ピタッと来るように。
革のロゴ?が切れてしまっておりますね。
極力、ロゴマークや、文字は残すように作業するのですが、場所が微妙だったり、ロゴを残すことで必要なところまで、補強できない場合などは、ロゴが無くなる場合もございます。
受付の段階でご説明しておりますが、こちらもご承知ください。

 で、接着剤をしっかり塗布して乾燥。
革に接着剤が染み込んでいくようなときは、もう一度塗ってしっかり接着剤が表面に出た状態にします。

材料側ももちろん、同様にしっかり接着剤を塗り、乾燥。
乾燥したのに、靴、材料とも温めて、ガッチリしっかり圧着していきます。
 際のところは、ハンマーの逆側を使ってシッカリと。

全面を叩いた後は、圧着機でむらなく固定してきます。
 こんな感じで、圧着機で、しっかり圧着します

そして周りを整えていく工程へ。
 こんな感じで、コバが綺麗にそろうように削っていきます。

さらに、新しく取り付けた革の表を軽く染めて、違和感のないように仕上げると、こんなかんじ。」
 パチッとキレに仕上がっているのではないかと思います。

こちらのお修理、ゴムで行う、ハーフラバーが比較的、一般的ですが、それを革で行ったものとなります。
メリットとしては、やはり革底に革を貼るわけで、単純に仕上がり、履き心地等、相性が良いです。
ただ、デメリットとしては、ゴムに比べて滑ったり、摩耗に強くないといったところは、元のソールと変わりがありません。
逆に言えば、元のソールとなるべく近い雰囲気で部分的に補修する場合は、こちらのお修理方法、意外とおススメです!
こちら、革半張りのお修理、4320円いただいております。
在庫があれば、当日のお渡しも可能ですが、比較的在庫が無いことが多いので、1週間程度余裕をもってご相談いただけると安心です!

ゴムだけでなく、つま先のスチールや、全体に貼る革、材料もそれぞれに特徴があり、いろいろご用意しております。
お気軽にご要望をお伝えいただければ、ご希望に沿ったものをご案内できるかと思います!

それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!