2020年7月27日月曜日

靴の履き口が裂けた!!そんな時は!

こんにちは!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512 
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて、今日もまた、天気がぐずついておりますね…。
週間天気予報をみても、しばらく傘マーク。
七月中に梅雨はあけないのでしょうか??
フライング気味にセミは鳴き始めておりますが、まだしばらく傘を手放すことが出来なそうですね。

さて、そんなジメジメした日が続きますが、気持ちだけでも晴れやかに、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
内羽のストレートチップになりますね。
今回は片足だけ、お預かり。
なぜかと言いますと…
ちょっと非常にわかりづらいですが、靴のかかとの履き口の部分、後ろの縫い目に沿って革が裂けてきてしまいました。
今回はこちらを補強していきます。

まずは…
こんな感じで、かかと部分の裏地を剥がしました。
履き口の縫い目をほどいて、裏地の革を破かないように慎重に作業を進めます。

で。
これもまた、非常に地味な感じなのですが、敗れていた部分を内側から覆うように、伸び止めのナイロンテープをガッチリ接着しました。
元々ノリのついたテープですが、靴側にも接着剤をつけてガッチリ接着。
あとで裏地を縫い直したときに、伸び止めが縫い目に重なるようにギリギリまで上のほうに貼ります。

そして次に。
周りを薄く漉いた革を接着しました。
念には念を入れてですね。
伸び止めテープと革、2重にしております。

で、この上に元々の裏地をしっかり接着。

そして縫い合わせます。
元々の縫い目を外さないように、一目一目慎重に。
ミシン目はうっかりすると、切り取り線のように、革が切れやすくなる原因になるので、なるべく元の穴を追って縫います。

で、出来上がるとこんな感じ。
ぐっと力を入れても、広がらなくなりました。

内側はこんな感じ。
基本的にはほぼ違和感はありません。
手に取って確認すると、外側の革の傷はなくならないので、わかるかと思いますが、履いていただく分には問題ないかと思います。
こちらのお修理、1650円、通常一週間いただいております。

靴の履き口、特に縫い目に沿った個所は、意外に裂けてしまうということが、多くあります。
出来れば、着脱の際に、靴ベラを使っていただけると、そのリスクも軽減できるのかとは思うのですが、それでもやはり裂けるときは裂けます。
特にヴィンテージの靴は、一気にバリッと行ったりしますね。
なるべく目立たないように補修していきます。
お気軽にご相談ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!