2020年7月21日火曜日

boot combat tropical 軍物のブーツのオールソール交換!

こんにちは!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さてさて、先日、キャッシュレス5%還元が終わり、9月から始まるマイナポイントの合間に、当店のパソコン、ついにほぼ動かなくなり、やむを得なくパソコンを買い替えました。
…非常に不愉快ですね!
5%還元のうちに買っておくべきでした(苦笑)。
あまりパソコンで楽しむタイプではないので、どちらかというと必要で使うのですが、やっぱり新しいものは快適ですね。
ポチッとボタンを押して、それなりにすぐ反応が来る、当たり前がうれしい限りです(笑)。

さて、というわけで、パソコンがちゃんと動くので、ブログの更新もやる気が出ます!
というわけで、こちら!!
 ドスン!
格好いいブーツがやってきました!
「boot combat tropical」ブーツ、コンバット、トロピカル。
トロピカルと言われてうっかり、トロピカルドリンクを思い浮かべて浮かれた海辺のイメージをしましたが、違いますね。
おそらくこちら、熱帯用の戦闘靴。
ベトナム戦争時アメリカ軍が使用していたブーツかと思われます。
格好いい反面、やはり軍物は背景を知れば知るほど怖くなります。

さてそんなブーツですが…
 こんな感じで、靴底のゴムがパックリと割れてしまいました。

そこで、今回は靴底を交換していきます。
まずは…
 剥がします。
こちらのブーツ、セメンテッド製法、靴底が接着で作られておりました。

で、靴底をはがすと、中物がぼろぼろと崩れてしまったので、薄いコルクと革で中を埋めました。

 こんな感じですね。
で、靴本体の周りに押し縁といわれるゴムを巻きました。
下の写真の、靴底の縁取りのような部分ですね。
今回は元のデザインと近いように、ギザギザのあるゴムを使用しております。
 で、ここにビブラムソールを取り付けます。
元のしようと同様に、がっちりしっかり圧着してきます。
 セメントの靴は、いつも以上にしっかりと剥がれないように接着します。
 もちろん、圧着機でがっちりと。

で、あとは周りを整えていきます。
 かかと部分は釘で固定できるので、安心感があります。

 ちょっとわかりづらいですが、かかとの釘用の穴に、くぎを打って追い込んでいます。

あとは全体に磨けば完成ですね。
こちらのお修理、13200円、2週間程度のお預かりとなります。

なるべく近い雰囲気の靴底をつけたかったのですが、やはり同じものはなく、近いグリップ力に富んだ、ビブラム132ソールを取り付けました
時間がたつと靴底のゴムが割れてしまうというのは、正直なところよくあるお修理となります。
薄いゴムで補強したり、接着剤を入れてもどうしても屈曲するところなので、持たせることは難しいです。
そういった場合は、オールソール交換をお勧めしております。
ぜひご検討ください。

それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!