2020年7月28日火曜日

ヒールがグラグラしてしまったら!

こんにちは!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512 
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、今朝は出勤時、だいぶ本格的にセミが鳴き始めておりました。
夏が間近ですね。
出来ればカラッと暑い日がやってきてくれると嬉しいのですが…。

さてさて。
天気もコロナもどうしようもないので、出来ることを粛々と。
今日もお修理のご紹介。
こちら!!

ROSSINIのピンクベージュのミュールになります。
これからの季節活躍しそうな、かかとのないタイプですね!

で、こちらが…
お分かりになりますでしょうか?
こんな感じで、かかと部分がグラグラしております。
最初、ヒールが外れかかっているのかなと思ったのですが、靴の足の乗るパーツ部分が折れてしまっておりました。
こちらヒールを外した状態ですが、この中にグラグラしないように、シャンクといわれるパーツが入っております。
が、それが折れてしまったようです。

そこで・・・
今回用意したのはこのプレート。
これを…
こんな感じで、固定して、折れてしまった部分を補強します。


まずはこんな感じで、プレート側の穴から、靴の足の乗る部分を貫くようにドリルで穴をあけます。
ように、というか貫いております。

で、このあけた穴に、アルミのリベットを差し込みます。
これ靴底側ですね。
今回は時間をいただけたので、靴底を剥がしてからリベットを打ちましたが、歩いていて突然折れてしまって、「今直さないと困ります!」という状況の場合は、靴底ごとドリルで穴をあけて、靴底にリベットの頭が見える形で固定します。
若干リベットの頭が目立ちますが、使用には差し支えない状態になるかと思います。

で、ちなみに足が乗るプレート側は…
こんな感じで、リベットの先が突き出しております。
これを程々にカットしたら、ハンマーでたたいて潰して、抜けないように固定します。
こんな感じで、金台に充ててハンマーで平らにつぶします。
ちゃんとつぶさないと、靴を履いた時に足の裏に当たるといけないので、しっかり潰します。
もちろん、プレートにも若干の窪みがあり、底に収まるので安心です。


そして、かかと側の大きな穴のところに新しいネジを打ち込んで、ヒールと一緒に固定します。


そうすると…
こんな感じで、ぐっと力を入れても、動かないよう、しっかり固定することが出来ます。

あとは元通り、スポンジをこの上に貼って、インソールを戻せば出来上がりですね。

これでまた、安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、片足1100円、今回はパーツもなかったため1週間いただきました。
パーツがある場合は、最短1時間程度いただければと思います。
靴底にリベット金具が見えてもいい場合は…15分くらいでどうでしょうか??
相当、不安に苛まれながらですが、それくらいあれば出来る気がいたします(笑)。

ヒールの高い靴はやはり、不安定になりがちです。
不意に力がかかってしまい、今回のようにシャンクが折れたり、ヒール自体が外れてしまうなんてことも。
グラグラ不安定になったら、お気軽にご相談下さい。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!