杉並区、上井草の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。
遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
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配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc
さてさて、今年に入ってから、当店クレジットカード、電子マネーでのお支払いが、できるようになりました。
くわえて、預かり証や会員カードがいらなくなり、月々クーポン券が届く、スマホ会員も始まり、順調にご利用いただいております!!
スマホ会員に関しましては、アプリをスマートフォンにダウンロードしていただき、店頭で発行するQRコードを読み取ることで、使用が可能になります。
ご来店の際は、預かり表にQRコードが印字されますので、ぜひ、ご登録ください!
また、ご来店が難しい方はQRコードを写真で送って読み取るなど、現在実験中です。
うまいこと、できそうならばそちらもご案内していきますので、今しばらくお待ちくださいね!!
というわけで、今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!!
レディースのサンダルになりますね!!
底も革でしっかり作られた印象です!!
ちょっとこの時期には寒いですね(笑)。
で、裏はこんな感じ。
革底ですが、すり減りやすいかかとの部分は、ゴムがはめてありました。
で、今回は、割と前のほうだけ貼るハーフラバーが多いですが、前面にラバーを貼っていきます。
まずは、かかとのゴムも含めて、接着剤がしっかり喰いつきやすいように、全体を荒らしていきます。
グラインダーで、がーーーっと行きます。
で、今回は前面に貼るので、こんなシートを用意しました。
いつものビブラムのハーフラバーの、シート版ですね。
1.8ミリ厚のゴムになります。
で、カカトのゴム部分はより接着力が出るように、プライマーを塗って乾かします。
もちろん、ラバーシートのほうにも全面塗布します。
で、乾いてから接着剤を塗り込みます。
こんな感じですね。
前面にちょっとギラつくくらいは、まんべんなく塗り込みます。
革はよく染み込むので、乾いたらもう一度。
乾かす時間は二倍になってしまいますが、接着力は雲泥の差です。
というか、一回だと不安ですし、実際はがれます。
で、靴も材料もしっかり乾かし、温めてから圧着していきます。
ハンマーでたたいたり、柄の部分を使って、圧着。
さらに圧着機にかけます。
がっちりしっかり接着して、二度とはがれない(言い過ぎ)ように貼り付けます!!
そして、余った部分はカッターで、切り取ります。
その後、またグラインダーで仕上げ。
必要最低限に、削ってコバを整えていきます。
仕上がると、こんな感じ。
新品の段階で、ラバーを貼るのはどうなのかという疑問は、靴修理をしていると、常について回る問題です。
せっかくの革底が台無し!という意見や、新品なのに削って接着剤を着けるのはいや!!という考え方も、非常によくわかります。
ただ、やはり長く履くことを前提にした場合、このゴムが減ったら、また貼りなおすことが出来る、というのは非常に大きなメリットになるかと思います。
何も貼らずに靴を履くと、負荷のかかる部分から削れていきます。
それから、修理をしても問題はないのですが、厳密にいえば、買った当初のバランスは崩れてしまっています。
それに対し、最初の段階で貼っておくと、このゴムが減った段階で交換をすると、ほぼ靴のバランスは変わらず残しておくことができます。
で、軽く削った横はというと・・・
こちらも、ほぼ新品の時と変わらず仕上げることができます。
靴底が減ったら、オールソール交換をして、靴底全部変えれば元に戻すことが出来るから大丈夫!!と思うかと思いますが、やはり靴への負担を考えると、オールソール交換よりも、ラバーの張替のほうが、ダメージは少なく済みます。
というわけで、当店では比較的、新品の段階でのハーフラバーや、今回のような全面ラバーをお勧めいたします!!
比較的ですけどね(笑)。
革底の良さも、わかっているつもりですし、買っていきなり修理に出すことへの抵抗も大いにわかる気がいたします。
あとは、ご自身で、ご検討ください(笑)。
というわけで、こちらのお修理、3888円。(メンズは4860円)
できれば、翌日のお渡しだと助かりますが、1時間程度いただければ、問題なく仕上げることができるかと思います!!
新しい靴を買ったら、どうしたら良いか!?そんな相談も含め、お気軽にお声掛けくださいね!!
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!