2019年11月23日土曜日

パンプスのヒールの革を直す。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、気が付けばもう11月もこうはんに。
早いもので、当店、新店舗に移転して半年が経とうとしております。
なんとか順調に移転後も営業出来ておりますが、難しいことも多々ありますね。
生きるって難しいです(笑)。

さてさて、一点お知らせです。
来月12月9日の月曜日、大変申し訳ございません。
都合により、臨時休業とさせていただきます。
イレギュラーな休みとなりますので、お間違いの無いようよろしくお願いいたします。
年末年始のお休みに関しては改めてご連絡いたします。

さて、そんなわけで、それなりに色々ありつつ、日々納期に追われ作業しておりますが、何とか隙を見つけて、今日も元気にお修理のご紹介です!
こちら!!

レディースのブーティーで良いでしょうか?
これからの季節ブーティーの出番は多そうですよね。
こちらが…
こんな感じで、カカトに巻いてある革が部分的に欠けて無くなってしまっております。
色を付けて目立たなくするようなことも出来るのですが、今回はしっかりに綺麗にしたいとのことで巻いてある革を、交換していきます。


まずは…
中敷きを剥がして、ヒールを固定している釘とネジを確認。
こちらの靴は釘だけでの固定となっておりました。

この釘を抜いていきます。
とはいえもちろん、簡単には抜けません。
抜けてしまうと、ヒールが外れるから、当然と言えば当然ですね。
抜けないように固定しあります。

そこを上の写真のような専用の道具で、釘を熱して、抜いていきます。
釘の頭が赤くなっているのがお分かりになるかと思います。
相当熱いです。

で、この要領で全ての釘を抜くと…
こんな感じで、パコっとヒールを外すことが出来ます。

そして、ヒールを外したら、巻いてある革を剥がし、周りに残った接着剤も徹底的に落としてきます。
最終的には機械でやすりながら、削り落とします。

で、そこに新しい、スタックと言われる、革を積んでスライスしたような、ものを貼り込んでいきます。

こんな感じでなるべく元通りに。
写真下のほうは半円型に貼らずに残してあります。
ここは、靴底のゴムがあとから乗ってきます。

で、外側にももちろん、新しいスタックを巻きます。
まだ、余分を切っていないので、揃っていないですね。

後はこちらの革に色を入れて、磨き上げていきます。
色を入れては磨いてと、何回か繰り返していきます。

で、しっかり元通りに取り付けると、こんな感じに。
ピカピカつやつやであります♪


これでまた安心して履いていただくことが出来ますね!!
こちらのお修理、4400円、1週間~10日程度いただきます。

紳士靴、婦人靴問わず、靴底回りが傷んでいると、地味に履き込んだ感が出てしまい、くたびれたイメージになってしまいますよね。
お気軽にご相談ください、綺麗に仕上げなおしができますよ!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!