2017年3月19日日曜日

紳士靴の中底が割れた!中敷き交換

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc



さて、今日は天気予報でも言っていましたが、本当に暖かかったですね。
花粉はきついものの、寒いのよりは過ごしやすくて良い気がします(笑)。
どうでもよい話ですが、この冬、ずっと足の小指が腫れあがり、痛くて気になっておりました。
贅沢していないのに、痛風だったらどうしよう!??と心配だったのですが、先日病院に行く機会があり、先生に聞いてみたところ「しもやけ」(笑)。
そういえば、ここ最近の暖かさで、腫れも引き、痛みも概ね気にならなくなってきており一安心。
せめて、贅沢してからなりたいですね、痛風(苦笑。
同業他社の先輩は痛風が出たと、笑っていましたが、笑い事じゃない気がして怖いです。
健康には気を付けたいですね。


さて。
全然関係ないことから入りましたが、今日も修理のご紹介。

こちら!

 春っぽいですね、黒のペニーローファーになります!!
学生のイメージがある、ペニーローファーですが、良い革を使ってあると、グッと大人よりの印象になりますんで!

で、こちらが・・・
靴の中の写真・・・

 なんだか、写真が白っぽいですが、靴の中底が割れているのが、お分かりになりますでしょうか??
カカトから土踏まず辺りは、元々の黒いインソール、その先のヌメ色の中底が割れてしまっております。
今回は、この黒いインソールを剥がし、前の方のヌメ色の中底まで覆える形で、インソールを入れなおしていきます。
で、型紙を取り、革を切り出していったのがこちら。
中底ピッタリより、やや大きめに作っております。

ちなみに、中底の交換も物理的には不可能でないのですが、基本的にはお勧めしておりません。
セメント製法の靴、マッケイ製法の靴であれば、中底の交換もお受けできますが、グッドイヤーウェルテッド製法や、ハンドソーンの中底は、基本的には交換できませんと、ご案内しております。
どうしても!!という方はご相談くださいね、難しい点を、くどくどご説明して、リスクをご理解いただければチャレンジしなくもないです(笑)。

で、今回は中底の交換ではなく、上から革を張って、足あたりをよくしつつ、補強しましょう!というお修理になります。

で、切り出した革に接着剤を塗り、もちろん靴の中にも接着剤を縫って、中敷きを靴の中に入れ込んでいきます。
しわが寄ったり、ずれてしまったりしないように慎重に貼りこみます。

 かかとを、止めて前のほうを押し込んでいくスタイルです(笑)。


で、出来上がるとこんな感じ。
 当然ですが、足に当たっていた、割れている部分が見えなくなっています。
見た目にも黒いので、汚れが目立ちにくく良いかと思います!

これでまた安心して、履いていただくことができるかと思います!!

インソール交換、1944円いただいております。


足にひび割れが当たるのはもちろんですが、脱いだ時見た目が、きれいでないのも、いざという時、焦りますよね。
きれいな状態にしておくと安心です!
革の色は何色かご用意してあります。
お気軽にご相談くださいね!!

以前には靴の中のほうだけ、ワニの柄にしたなんてことも!
上級者の選択ですね(笑)!!

それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!