2017年3月21日火曜日

リーガルの靴のかかとを直す!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc



さて、三連休は、すっかり春がやってきたかと思ったのに、朝から雨が降り続いておりますね。
花粉症はいくらか楽になるような気がするのですが、とはいえマスクが手放せません。
完全に鼻が詰まっているのに、鼻水が出てくるのが不思議でなりません。

さてさて。
そんなわけで、今日も修理のご紹介!
今日はこちら!!
 
 リーガルの外羽根プレーントゥの靴になります!!
日本の本格靴といえば!!
日本の良い靴と言えば!!
そう!リーガルですね。
リーガルは良い靴、そんなイメージをお持ちの方も多いかと思います。
間違いありません!!


で、そんな良い靴がどうなってしまったかというと・・・
 カカトがすり減ってきてしまいました。
これは、日本の靴も、イギリスの靴も、アメリカの靴も同じですね。 
どうしてもカカトはすり減ります。
逆にすり減らないほど固い素材が靴底についていると、足腰に良くないかと思われます。
そのくらい、ある意味で消耗品になるカカト。
もちろん、かかとだけの交換が可能です。

まずはかかとをはがすのですが、リーガルの靴、だいたい信じられないくらいの勢いで接着してあります(笑)。
ですので、はがすときは一気にはがさず、グラインダーで削ってある程度薄くして、摩擦で温まっているうちに、やっとこでグッとはがします。
今回はそれでも、比較的スムーズにとれたほう。
だいぶ厚さが残っていますね。
 で、外すとこんな感じ。
 比較的リーガルの靴はこのブロックタイプのヒールを取り付けてあるものが多いです。
20ミリ程度の厚さのある、ゴムを靴底に固定してあります。

ですので、当店でも20ミリのサムティアスヒールを取り付けていきます。
 両面削って接着剤塗り、しっかり乾いたら温めてから圧着します。
接着剤を完全に乾かしてから、温めて活性化させ圧着するのがミソですね。
ミソ。
ミソって何ですかね(笑)。
 で、ミソは置いておいて、しっかり圧着したら釘でさらに固定します。
このとき使うのは、より抜けづらいスクリュー釘を使います。
 
 あとは、全体を削って整えていきます。
サムティアスも国産の材料のせいか、リーガルの靴に恐ろしくぴったりなサイズがあるので、ほとんど削らなくてもよいくらいのイメージです。

 で、インクを塗って、仕上げてから、ブロックヒールの下のほうを、8ミリ程度の幅で、薄く削ります。
これはもう、塗ったインクが削れる程度で十分。
そうすると・・・
 こんな感じで、積み上げにヒールが付いているような雰囲気に仕上がります。
次の交換の時の目安にもよいかと思います!

これでまた安心してはいただけますね!!
リーガルの靴は最初堅いイメージがありますが、長くはけるという点でも非常に優れいているかと思います!!

こちらのお修理、2430円。
最短で20分程度でしょうか?
できれば長めに時間をいただけると助かります。

 カカトやつま先の摩耗、まだまだ履ける靴、あきらめていませんか???
是非お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!