2015年5月25日月曜日

ナイキのスニーカー、加水分解を直す!!

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!!

当店、10時から20時、水曜日定休で営業しております!!
遠方のお客様、当店配送でのお修理も承っておりますので、お気軽にご連絡ください!
写真をメールに添付していただければ、概ねのお見積りも出来るかと思います。
詳しくはこちらを御覧ください↓
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc


さてさて、最近また暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか??
先日はそんななか、横浜からわざわざご来店いただいたり、埼玉からのご来店があったりと、非常に嬉しい限りです。
にも関わらず、ブログの更新が少なくなってしまい、申し訳ございません。
店内、地味に靴だらけになって、あわあわしております。
あわあわ、しているのですが、慌てても仕方がないのでとマイペースを貫いております。
お急ぎの際は是非、お申し付けくださいね!
慌てます(笑)。


というわけで、現実逃避気味に今日も修理のご紹介。
 今日はこちらのナイキのスニーカー。

私世代的には、ナイキのエアマックス狩りまっただ中に、高校でバスケ部員でした。
幸い私は、アシックス派だったので部室が荒らされた時もポツンと私のバスケットシューズだけ残っておりましたが、今思うと高校の部室のスニーカーが軒並み盗まれるって異常事態です・・・。
エアマックス狩りにしてもオヤジ狩りにしても、そんな簡単に狩られては困ってしまいます。
・・・恐ろしい。

話がそれましたが、こちらのスニーカーがどうなってしまったかというと・・・

 こんな感じで靴底部分が剥がれ、カカトの周りを巻いてある黒い部分が劣化して割れてなくなってしまっております。
オーマイガーです。
で、こんな時はどうするかというと・・・
 まず、むんっ!!と力を入れて全体を剥がしてしまいます。
思いのほか、簡単に剥がれました。
接着剤も劣化しております。

で、カカトの周りに巻いてあった部分を全て外し、かき集めます。
立体になっておりましたが、剥がす際ボロボロ割れるので都合よく紙の上に並べることが出来ました。

 こんな感じですね。
で、ボールペンで周りをかたどって、型紙を作ります。
ブールペンに沿って、紙をきりとり靴に合わせると・・・
バツチリでございます!!
白いとイメージわかないですが、バッチリなんです(笑)。

コレを元にスポンジ素材のカバーに移していきます。
 コレは、1ミリ程度のスポンジ板なので容易にはさみできることが出来ます。

コレを、型どおりカットしたら、靴の方もしっかリ下処理をして、ガッチリと貼りこんでいきます。
 こんな感じですね!
ちょっと良い感じじゃないでしょうか??

あとは、しっかり余った部分をカットして、元々の劣化していない靴底をしっかり圧着してけば完成です!!


 こんな感じです!
やはり、貼ったものがフラットなため若干、立体感に欠ける感じは否めませんが、履いているのを見て、あ、直したな!!とわかることは無いんじゃないかと思います。

コレでまた安心して履いていただけるのではないかと思います!!
こちらのお修理、5400円。
2週間程度頂きます。


靴底を接着するだけでも、実際は古い接着剤を全て取り除き、下処理をして接着と、結構な手間がかかってしまいます。
カカトのみのパーツとはいえ全体貼り直しておりますので、そんな工程もコミコミのお手頃価格だと思っていただければ幸いです!

加水分解、素材自体の劣化に関しては、正直な所、どうしてもお断りしなくてはならない場合もございます。
出来る限り履けるような状態まで持って行こうとは思っておりますが、出来ない場合もございますので、ご了解ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!