2019年10月12日土曜日

Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のハーフソール交換。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて皆さま、いかがおすごしでしょうか?
さすがに台風が来るということで、当店も本日は開店休業状態。
風も強いので、のぼりや看板は閉まっておりますが、通常通りオープンしております。
何かございましたら、お気軽にお声かけください。
ですが、よっぽどでなければ危険なので自宅待機でお願いいたしますm(__)m

さてさて、そんなわけで今日は少しのんびり作業に集中しておりますが、ここ数日ブログがアップできなかったので、お修理のご紹介、こちら!!

  Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のスエードローファーですね。
最近、クロケットのご紹介が多いような気がします。
人気があるのでしょうか。
間違いなく良い靴なので、当店としてもありがたい限りでございます。

で、こちらが…
 こんな感じで、ソール中央に穴が開いて、中のコルクが見えてきてしまいました。
つま先は元々スチールが取り付けてあったのですが、外した後写真を撮っております。

そこで、今回はこの革底の薄くなった部分を交換していきます
まずは…
 靴底を縫ってある周りの糸を切って、こんな感じで、靴底の革を剥がしていきます。
今回はすべて交換せずに、つま先側半分程度を交換します。

で、下の写真のように、土踏まずあたりから、つま先にかけての革はハサミで切り取ってしまい、中の崩れたコルクは詰め直しました。
 ここに、通常よく貼っているハーフラバーのような形で、革を貼り付けていきます。
新しい革をしっかり圧着し、ガッチリしっかり固定します。
 もちろん、ウェルト部分、靴底を縫い付けてあった糸は全て抜いてから作業しております。
なので、新たな靴底を付けて、縫ってもらうと…
 こんな感じで、綺麗に縫ってもらうことが出来ました。
固定出来ていれば問題ないのであれば、糸を抜かずに、そのまま上から縫っても、実は大きくは支障はありません。
恐らく、それが原因でいきなり壊れてしまうということもないかと思います。
ただ、やっぱり必要のない糸は抜いてあげたほうが仕上がりが綺麗ですし、うまい事その穴を縫うことが出来れば、ウェルトを最低限しか傷めずに作業できるため、次回以降のオールソール交換も問題なく出来るようになります。

で、靴底面はこんな感じ。
 パチンと綺麗に収まっていますね。
つま先っ分はスチールを付ける為、削ってあります。

で、延滞をもう一度細かくやすりが決して綺麗にならします。
 あとは靴底面、靴底のサイド、コバと言われれる部分を磨けば出来上がりですね!!
 布バフでワックスを乗せつつ磨いていきます。

で、出来上がるとこんな感じ。
 今写真を見ると、交換していないとはいえ、カカトも染めてあげれば良かったかなと思いますね…。
次回以降の反省点デス。
 コバも途中から新しい革を入れて意ますが、概ね違和感が無いかと思います。
こちらのお修理、ハーフソール交換+縫い7700円+スチール3300円、2週間~3週間程度のお預かりとなります。

オールソール交換に比べ、最低限でしっかりとしたお直しが出来る、割とお勧めのお修理となります。
もちろん、今後オールソール交換も出来ますし、このままもう少しカカトが減って、カカトのトップリフトを交換すれば、ほぼオールソール交換と同様の状態になるかと思います。
なにより、積み上げやロゴ部分等、元の状態がギリギリまで残せるのが良いですよね。
最小限で最大限の効果がある気がします!!
言い過ぎ!??
靴底のお修理方法、ご要望を頂ければ、いろいろ工夫するようにしております。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!