2015年9月26日土曜日

ウルヴァリン「1000マイルブーツ」にトライアンフのトゥスチール装着!!

皆様こんにちは!!


西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理と合鍵の店doekです!!
 
 
いきなりですが!!
 
9月28日月曜日、オープンが11時となります!!
 
突然の告知となってしまい
大変申し訳ございません、通常10時オープンなのですが、28日月曜日、当ビルに電気工事が入る関係で11時まで機械が動きません。

私は店におり、シャッターは開けておきますので、受付と引き渡し、シューケアはその場で承ること可能です!!
ややこしくて申し訳ございませんが、お間違いのないようお気を付けください。



さて。
そんなわけですが、明日は普通に営業です。
それはそれで、間違えないようにしてくださいね(笑)。

さ・て。
今日ご紹介するのはこちら!!
 おお!!
これは格好いい!!
 履き口のカーブが何とも言えない「1000マイルブーツ」ですね!!
1000マイル歩いても大丈夫なんだぜ!!っていうネーミングかと思います!!

全体的に油分のしっかり入った、実にいい感じの革で作られております。
こういうブーツは、1000マイル履きこんだら良い味が出てくるのだろうなーと、眺めてしまいます。
いやー・・・欲しい(笑)。

 ・・・1000マイル?調べたところ、およそ1609キロ。
うん、ちっともわかりません。
そこで地図で調べると、当店から直線距離で札幌まで行って帰ってくるくらいですね。
井荻から札幌まで行って、帰ってくるって・・・ちょっとすごいですね。
歩いてみた!とかやりたいですが、さすがにそんな暇はないので思いをはせて終わります(笑)。

で、靴底はというと・・・
 こんな感じ。
見た目ではわかりませんが、1000マイルブーツの底の革はかなりオイルを多く含んでおります。
最初そんなに必要ある!??ってくらいのオイル感にびっくりしました。
正直接着剤着きません(笑)。
もちろん、プライマーなんて言う専用の下地剤を使えば接着も可能ですが、すごい油分です。

で、今回はというと、さすがの1000マイルブーツでもつま先は減るということで、トライアンフのトゥスチールを取り付けていきます!


 こんな感じで、今回はカッターを使ってつま先の部分、スチールの分だけ彫り込んでいきます。

 こんな感じですね。
出し縫いの糸を一部傷つけてしまいましたが、幸い深めに溝を掘って、そこを塗ってあったので全て切ることはなく、削り終えることができました。
靴によっては、底を縫っている糸を切ってしまう場合があります。
 で、今回付けるのがこちらのスチール。
若干丸みを帯びた作りになっております。
おそらく、そのほうが周りに隙間が開かないように取り付けられるからですね。

ですが、それがあだになり、その丸みに靴が沿わない場合があります。
そんな時は・・・
 傷つけないように革で挟んでハンマーで叩いてスチールのカーブを調節していきます。
 ひょっとして、このまま叩き続けたら、鍋でもできるんじゃないかというくらい叩きます。
・・・嘘です。
そんなに叩きません。
 で、こんな感じでソールに隙間なくピタッと収まるように調節します。
 こちらも、ピタ!

あとは、しっかりねじで固定して・・・
 周りの若干余った部分をガーっと削り落とします!!

わかりますか!??この火花の散った躍動感!!
この写真、今まで一人だったのでどうしても撮れませんでした(笑)。
スーパースタッフに「ちょっと写真撮って!!」とお願いして撮影しました。
これからは、やらせなしの写真が撮れるかと思います(笑)。

で、出来上がるとこんな感じ。
 スパッときれいに収まっていますね。
 もちろん、前から見てもパチッときれいに収まっています。
これで、安心して1000マイル歩いていただけるかと思います!!
・・・アスファルトだと厳しいかもしれません(笑)。

こちらのお修理、3240円。
お時間、最短1時間程度ですが、できれば翌日とかだと安心してできます(笑)。

トゥスチールは賛否両論やはりございます。
カチカチ音がするのが気になる方も、やはりいらっしゃいます。
音が鳴らないようにはできませんが、丈夫さを取るのであれば、やはりお勧めかと思います。
もちろん、スチールではなくゴムでも革のままよりは、かなり丈夫なので、そちらも合わせてご検討いただければと思います!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!