2016年7月21日木曜日

ホワイトバックスの、レンガソール、ブリックソール、アンツーカーソール?

皆様こんにちは!!

杉並区、上井草の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

8月16日(火)17日(水)18日(木)19日(金)の三日間、お盆とはずれていますが、当店、夏季休暇とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。



さて。
あいにくの天気ではありますが、少しホッとする気温ですね。
このくらいが良いですが、もうしばらくは暑い日がつづいてくれないと、異常気象になってしまう気もします。
こんな日は、どうしてもお客様の来店が少なくなってしまうので、たまってしまっているお修理を、ガンガンと進めていきます!


というわけで、そんなガンガンの合間に、息抜きのようにブログの更新です(笑)。
今日ご紹介するのはこちら!!
いわゆるホワイトバックスになりますね!
この時期になるとやっぱりホワイトバックス!
ごく普通にジーンズやチノパンに、スニーカー感覚で履くとグッとお洒落感が増しますよね!
もちろんクールビズの足元にも、間違いありません!

で、そんなホワイトバックスと言えば・・・



 この独特のオレンジ色?のソール。
レンガソールとか、ブリックソールなんて言われますよね。
せっかくのおしゃれも、カカトが減っていては台無し。
というわけで、今回はカカトを直していきます。

で、こちらの靴、実はよく見かけるレンガソールは、スポンジ系の軽くて柔らかい素材だったりするのですが、厚みは通常のレンガソールのまま、全体しっかりとしたゴムの靴底がついております。
1センチ程度厚みのある、ゴムソールなので、耐久性という意味では抜群といって良いかと思います。
ですが、それと引き換えに・・・強烈に重いです(笑)。
でも、ブーツとかを履いていると思えば、常識を超えた重さではないので、全然問題ないですね!!

というわけで、今回はカカトにゴムをつけていきます。

そこで、まずは・・・

カカトを着けるゴムの分まで削り落としていくのですが、その前に。
上の写真でわかるでしょうか?私が手で持っている靴のカカトの端をカッターで削り取った破片になります。
なぜそんなことをするかというと、ヒールを削った下の写真をご覧ください。
 実は、そこそこ深くまでカカトがすり減ってしまっており、外側に亀裂も。
これは劣化というとより、剥がれてきてしまった感じの亀裂になります。
そこで、この部分をフラットに削り、先ほど切り取った破片を・・・
 こんな感じで、接着します。
これで、積み上げに当たる部分の色合いに違和感がなく仕上げることが出来ます。

そして、今回この上に新しい、ゴムのヒールを乗せていきます。
 こんな感じですね。
この手の色合いが、ビブラムの2055ヒールにあるので、今回はそちらを接着。
 あとはいつも通り、全体を整えていきます。
 カカトの内側、顎なんて言われる部分も丁寧に仕上げます。

で、出来上がりがこちら!!
 どすん!!
ビブラム2055なので、おそらくかなり丈夫です!!
後ろから見ても・・・
 違和感ないですね!!

 これでまた、安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、3024円となります。
在庫さえあれば、通常その日のうちのお渡しも可能です。
ただ、この色は在庫が無い場合も・・・。
1~2足はありますが、タイミングによっては時間がかかりますので、ご了解くださいね。

このお修理、もちろん元々スポンジ系の柔らかいレンガソールでも対応することが出来ます。
かかと部分だけ、ビブラム2055ヒールをはめておくと、強度的にも見た目的にも良いかもしれませんね!
是非お気軽にご相談ください!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!