2016年7月19日火曜日

レペットのカカトが取れた!??repetto修理あるある??

皆様こんにちは!!

杉並区、上井草の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

イレギュラーになりますが・・・
8月16日(火)17日(水)18日(木)19日(金)の三日間、お盆とはずれていますが、当店、夏季休暇とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


ここのところ、おかげさまで合鍵のご要望が増えてきております。
早いもので、合鍵を初めてそろそろ、丸一年。
種類も少しづつ増やしたり、出来る限り素早く対応できるようにと工夫してみたりと、合鍵作成にも力を入れております。
一部、複雑なディンプルキーや、ウェーブがかった溝の彫ってあるような鍵は長めに時間をいただいております。
すぐその場で出来ない場合もございますので、まずはお見積りがてら、お気軽にご相談ください。
もちろんその場でお待ちいただける鍵は、すぐに作成いたします!


というわけで、当店合鍵も作製させていただいておりますが、今日も靴修理のご紹介!!

 こちらのブログでも、何度か登場しているrepetto(レペット)のバーレーシューズになりますね!!
ぺったんこ靴の代表格でよろしいでしょうか??

で、こちらが、どうなってしまったかというと・・・
 こんな感じで、きれいにカカトが外れてしまいました。

余談ですが、レペットの靴、他のいわゆる靴と違い、非常に特徴的な作りをしております。
通常、靴は木型を革で包むようにして形を作るのですが、レペットのバレーシューズに関しては、上の革と靴底を縫い合わせて、ぐるっとひっくり返して、靴の形にしております。
どちらかというと、バッグや洋服に近い作り方ですよね。

また、いわゆる靴、特に紳士靴などは釘で底や、付き込んだ部分を固定することが、割と多いです。
ですが、レペットの靴に関しては釘を、おそらく、まったく使っていません。

その辺りも今回のカカトが外れる原因だったのではないかなと思います。

で、修理に戻ります。
まずは・・・


 こんな感じで、外れたかかとの内側の接着剤などを削り落としつつ、表面に接着剤が着きやすいように、荒らしていきます。
 で、カカトの元の位置にしっかりと接着。
ですが、このカカト、生産段階でどういった接着方法をしているのかわかりませんが、靴修理で使っている一般的な接着剤だと、非常に着きにくそうな素材になります。
もちろん、プライマーを入れて、慎重に作業はしておりますが、何となく不安です。

そして・・・
 ガッチリ圧着。
二度と外れてくれるなよ!と強く念じながら圧着します(笑)。

今回はカカトの斜めにすり減った部分も直すので、減ったところに合わせて取り付けたかかとを削っていきます。

 わかりにくいですが、なんかこう溶けるんです。
素材自体が。
恐らく塩化ビニール系の素材。
溶けると、だいたい、うわーーっと思います(笑)。

で、フラットに削ったら・・・
今回は短い釘を4本打って、それこそ外れないように固定をしました。
もちろん、靴の中に釘の先が出るようなことはないので、ご安心ください。

そして、この上に新しいゴムを取り付けて周りを整えていきます。

 こうなれば、いつもの作業なので安心ですね。

出来上がりはこちら!!
 特別違和感もなく、釘での固定も入れているので、おそらく悪意を持って外そうとしても、そうそう外れない程度には固定できたのではないかと思います!
 こちらのお修理、1998円いただいております。
よっぽど混雑していなければ、当日のご返却も可能です。

横から見てもすっきり、仕上がっていますね!!

靴、特に靴底の問題に関しては、ほとんどの場合直せるといっても過言ではありません!!・・・たぶん(笑)!!
是非お気軽に ご相談くださいね!
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!