皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の、靴とバッグの修理店doekです!!
杉並区上井草で、10時から20時、水曜定休で営業しております!
さて。
それにしても・・・言うまい、言うまいと思っていましたが・・・熱いですね!!
もーーー、倒れそうです。
熱さが体にまとわりつきます。
当店の温度計、ただいま35度を指しておりますね。。。
なかなかです。
そんな中ですが、なんとか元気??に営業しております。
正直なところ・・・圧着機より先にエアコンだったのでは!??という疑問が頭をよぎりますが、当店ドアがないので、エアコンを付けたところで効かないよね!と、自分に言い聞かせております。
はい。
いきなり愚痴気味で大変申し訳ございません(笑)。
というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
ちょっと、この時期には暑そうに見える、スエードのオックスフォードシューズになりますね。
こちら、おフランスのJ.M.WESTONになります!!
これぞ良い靴ですね!!JMウエストン。
ほすぃーーーです(笑)。
なんでも、17世紀、イギリスのオックスフォード大学の学生が、ブーツからいわゆる短靴を履くようになったことで、その短靴をオックスフォードシューズなんて言うようになったそうです。
いまでは、短靴の外羽根プレーンの靴が、オックスフォードシューズのイメージですね。
さて。
で、これをどうするかというと・・・
靴底かかと部分に割と厚めのトップリフトが貼ってありました。
よく見ると・・・
元々のトップリフトの上に一枚そのまま貼りつけたようですね。
純正に比べカカト自体が高くなっております。
なので、まず貼ってあるトップリフトを剥がすと・・・
お分かりになりますでしょうか?
上に接着剤が塗ってあるのでわかりにくいですが、ラスタータイプのヒールに飾り釘も見えます。
ラスタータイプとは、革とゴムで出来た、カカトの材料になります。
こんなやつですね。
すり減りやすい、斜め後ろのところがゴムになっており、ベージュに見えるところは革で出来ております。
靴修理をやっていると良く効くのですが、「歩き方が悪いから、斜め後ろばかり減るんです」という、お悩み。
ご安心ください!!
靴のカカトは斜め後ろが減って、正解です。
真後ろが減る人はほとんど、本当に1%もいないような気がします。
逆に真後ろが減っている方の歩き方の方が心配になります(笑)。
真横が減るくらい、斜めに減るのであれば、それも心配ですが、斜め後ろが減るくらいなら、ごくごく当たりまえなので、心配しないでくださいね!!
で、話は戻り、元々ついていたラスターヒールも外し、新しいものを接着して、しっかりと圧着。
エアコンではなく圧着機を入れたので、当然使います(笑)!!
そして、全体の形を整えたら、飾り釘を打ち込みます。
こんな感じですね。
このとき当店では、基本的には全部打ち込まないで、釘の頭を切るようにしています。
元々釘の頭が見えている時は、そちらに合わせますが、大体切ります。
そして、表面を薄くやすりをかけてフラットにします。
こんな感じですね。
表面をヤスることで、釘との段差もなくなり、染料が入りやすくなります。
というわけで、このままでは色が白いので・・・
染料で染めていきます。
表面をヤスっていないと、綺麗に色が入らないので、重要な作業です。
で、仕上がるとこんな感じ。
元の革部分との違和感がないように仕上げてきました。
外側はある程度綺麗に、ぴかっと仕上げます。
これで、概ね純正に近い高さで履いていただくことが出来るかと思います!!
こちらのお修理、3240円いただいております。
こちらは、当日のお渡しも可能です。
靴のカカト、やっぱり一番頻度の高いお修理となります。
出来る限り元に近い形で、仕上げられるよう日々努力しております!
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!