2019年7月28日日曜日

YANKO(ヤンコ)の靴の、ラスターヒール交換

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

以前行っていた、お修理品の集荷配達につきましては、現在おこなっておりません。
ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


さてさて、関東にも台風がやってくる、なんて話がありましたが、昨日のうちに温帯低気圧に、大雨も夜中のうちに、通り過ぎてくれたようなので、そろそろ本当に梅雨明けがやってくるのでしょうか。
気温はもう、十分夏真っ盛りな感じなので、早く、梅雨明けしたよ!と言ってもらいたいですね(笑)。

さて、そんなわけで、バタバタとしておりますが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!

 YANKO(ヤンコ)の、内羽ストレートチップの茶色になりますね。
ヤンコと言えば、地中海に浮かぶ、スペイン、マヨルカ島で始まった靴ブランドになりますね。
グッドイヤー製法の、しっかりした靴のイメージが非常に強いです。
今回は靴底は外しませんが、靴底を外すと、かなりしっかりとしたシャンクが印象的な靴になります。

で、今回は…
 カカトのすり減りを直していきます。
こんな感じで、いわゆるラスターヒールが付いております。
革と、ゴムのコンビのトップヒールですね。

で、これを外すと…
 こんな感じ。
釘の穴が、ずれているので、すでにお修理されているようですね。

で、接着剤が付きやすいように、古い接着剤を落としつつ、フラットに整えたのがこちら。
 こんな感じで、しっかり平らに整えます。
でないと、トップリフトを付けた際に、おかしな隙間が出来てしまうからですね。

で、接着剤を塗布、乾燥させてからガッチリしっかり、圧着していきます。
 圧着機で、ドスンと。

で、しかっかりトップリフトが接着されたことを確認してから、カカトの周りを整えていきます。
 こんな感じですね。
一番上まで削ったほうが、最終的な仕上がりは綺麗になるかと思います。
ですが、一番上まで削ると、当然削らないで良い箇所も、微妙にですが削ってしまうことに。
なので、私はこんな感じで、カカトの厚みの中央くらいから、軽く削りつつ、新しいトップリフトと積み上げの段差をなくしていくことが多いです。
この辺りは、修理職人さんの好みもあるかと思います。

で、周りを整えてから、元になるべく近いように、真鍮の釘を打っていきます。
 なるべくバランスがおかしくないように。 

 で、釘を切って、表面を整えたら、染料で染めます。
だいぶ自然な感じになりましたね。

で、周りにコテを当てたりなんかして…
 仕上がるとこんな感じ。
 色合いもナチュラルに、パリッとしあがりました。

周りは…
 染料を入れて仕上げなおしているので、もちろん綺麗に仕上がっております。
下半分削ったことがわからないよに、キチンと仕上げます。

これで、また安心して履いていただけるかともいます!!
こちらのお修理、3456円、最短で1時間半程度でしょうか。
出来れば長めにお時間を頂けると助かります。


当店では、極力もとに近い状態に直すよう、心掛けております。
何か、最初と違った仕様にしたいときや、仕上げにこだわりがある場合は、お気軽にご相談くださいね。
出来る限り対応出来ればと思っております。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!