2018年8月21日火曜日

ベルトが長い!そんな時は、ベルトカット!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


なんだかまた台風がやってくるようですね。
台風が通り過ぎると、また暑さが戻るとかなんとか…。
何となく、30度くらいでス――――っと夏が終わらないかなと思っているのですが、なかなかそうもいかないようですね(笑)。

そんなわけで、8月も中盤をすぎ、後半戦。
やっぱり早いなんて思いつつ、今日もお修理のご紹介!
こちら!!

 ちょっと写真がわかりにくいでしょうか??
なんだかわかりますか!??そう!ベルトです!!

…わかりますね(笑)。

こちらのベルト、一番短い部分の穴で止めても、まだ長すぎるということで、今回はこちらを短くカットしていきます!
バックルのほうから外せるようなタイプですと、ご自身でもカットできるかと思うのですが、こういった縫い付けてあるタイプだと、ちょっと難しいですよね。
よっぽど変わった作りでなければ、ある程度きちっと仕上がりますので、お気軽にご相談ください!

というわけでまずは、バックルを外します。
 縫っている糸をチョキチョキチョキと切っていきます。
おそらく、この辺はやる気のある方なら、ご自身でも出来るかと思います。

で、今回は10㎝程度短くしても大丈夫とのことなので、10㎝分、カットします。

通常ベルトの穴から穴は、概ね2.5㎝。
厳密にいうと、だいたい1インチ刻みで穴が開いていることが多いので、2.54㎝ですね。

なので、今回はベルトの穴で、4個分程度短くすることになります。
 こんな感じで、バックルを止めてあった端から、10㎝を計ってカットします。
幸い、バックルの中央の棒?ピン?を通す穴が、ちょうどなくなる位置でした。
ちなみにこれが、7.5㎝カットのご要望ですと、仕上がった際、裏側にこの穴の端っこが残るような形になります。
使用にはまったく問題ありませんが、念のためご了解ください。

で、切り口は元と同じような感じで、なるべく近い形に丸くします。
 ちなみにさっき書いた、7.5㎝カットの場合
赤く塗ったあたりに、元々の穴が出ます。
割とよくあります、このパターン。
ちなみに今回は、バックルの穴は残らなかったものの、元々の縫ってあったミシン目の穴は残っております。


で、新しい、穴をあけます。
 こんな感じで、長丸い穴をあけるポンチがあります。
ちなみに名前が、「美錠抜き」ビジョウヌキといいます。
バックルのことを「美錠」と言い、そのための穴を抜く工具なので、美錠抜き。
勉強になりますね(笑)!
ほぼほぼ、このためにしか使わない工具ですが、これが無いと意外にこの穴を綺麗に作るのが難しいため、地味ながら便利な道具です。
このあたりから、一般のご家庭では難しい作業になっているのではないかと思います(笑)。

で、これでバックルが通せるかと思いがちなのですが、バックルを通す部分、厚み自体をかなり薄くしないと、バックルを通した後折り曲げることが出来ません。。。
なので、厚みを調節します。
こんな感じ。
ちょっと写真がわかりにくいですが、先のほうが半分程度の厚みになっているのがお分かりになるでしょうか?
私の手が写っているほうが、元の厚みのある部分ですね。

この加工をシッカリしておくと、バックルを入れて折り曲げても、ゴロっとしないで良い感じに収まります。
 こんな感じで、接着剤を付けて、仮止めします。
仮止めといっても、結構ガッチリ透けます。

で、このベルトは手縫いで仕上げてあったので、手縫いのための穴をあけます。
ちょっと、目打ちが刺さり過ぎていてわかりづらいですが、写真一番上のところ、目打ちが根元までサクッと刺さっております。
 で、あとは手縫いでしっかりと縫い付けます。
 ロー引きの糸でがっちりと。
中学生の頃あたりから始めたレザークラフトの知識が役立ちます(笑)。


これで、出来上がりですね!
極力もとに近い仕様に仕上げていくようにいたします!

こちらのお修理、2160円いただいております。
通常1週間程度お預かりします。


ベルト、長すぎると、使いづらかったり、余った部分がだらしなかったりと、意外と不便ですよね。
またダイエットに成功すると漏れなくベルトは使えなくなってしまいます。
(私は成功しないので、そんな心配はありません…)

そんなときも諦めないでくださいね!
裏側に縫い目が残ったり、場合によってはロゴが無くなってしまったりはしますが、使うには問題ないように、きちっと仕上げることが出来るかと思います。
お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!