2018年8月5日日曜日

紳士靴のカカト修理。減り過ぎたって大丈夫!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


当店八月も、通常通り水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お盆時期も通常通り営業する予定になっております。
皆様、ぜひお気軽にご来店くださいね!

さて、そんなわけで、今日も元気にお修理のご紹介!
こちら!!

 茶色の外ばねストレートチップになりますね!
カチッとした黒の内ばねストレートに比べ、やっぱり軽やかなイメージになりますね!
もちろん、スーツに合わせても全く問題ないタイプなので、普段からとても使いやすいデザインかと思います!

で、こちらが…
 こんな感じで、割と深いところまでカカトが削れてしまいました。

 横から見たほうがわかりやすいでしょうか??
出来れば、黒のゴムの所までで、靴修理に出したほうが良いと思うのですが、だいたいの方が、うっかりゴムを超えて積み上げの部分まで削れてしまいます。
正直あるあるです(笑)。
もちろん、お直しできるので、ご安心くださいね!

まずは…
 交換するゴムのトップリフトを剥がします。

そして、斜めに削れている部分を真っすぐに整えてから接着剤を塗布。
乾燥させます。
 こんな感じで、接着剤。

そして、同じように接着剤を付けた靴底用の革をここにガツンと接着します。
 こんな感じ。
今回は割と深くまで削れていたため、革を二段階でつぎ足しました。

これを削ってカカトの元々の位置に合わせると、こんな感じ。
 斜めに減っていたところを、真っすぐに戻すことが出来ました。

あとはここに、継ぎ足しの革同様、接着剤を塗って、しっかり乾かし、新しいカカトのゴムを、ガッチリしっかり接着します。
 こんな感じですね。
ハンマーと圧着機を使って、ガチッと止めます。

で、あとはカカトの周りを削って、きれいに整えていきます。
 こんな感じで、フィニッシャーで整えていきます。
今回は、継ぎ足し部分も大きかったため、カカトの周りを色が落ちる程度に、全体削り直しました。
 こんな感じですね。
この状態が、継ぎ足した革が一番わかりやすいかもしれません。

で、カカトの色が無くなってしまっているので、全体に染直し磨き上げるとこんな感じ。
 ツヤっと、パチッと仕上がりました!
こうしてみると、継ぎ足し部分がわかりますが、実際履いていれば、ほぼほぼわからないかと思います。
 ちなみに、トップリフトのゴムはvibram5342番、アリエルヒールとなっております。
通常、7ミリ程度のカカトの修理の場合は、当店こちらを定番とさせていただいております。
デザインもシンプルですし、摩耗にも強いので安心です!
あとは全体を磨けば完成ですね!
こちらのお修理、2678円いただきました。
ちなみに、継ぎ足しの作業がない場合は、2138円になります。
お時間は、継ぎ足しが2段あったので、最短で1時間半程度でしょうか。
出来れば翌日のほうが、慎重に仕上げることが出来るお修理となります。

カカトが減り過ぎちゃって、もう直らないかな??なんて思ったら、ぜひご相談ください!
革靴の靴底はよっぽどでも、だいたい直せます(笑)。
諦める前に、聞くだけはただですよ!!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!