2018年8月6日月曜日

バッグのファスナーの「引きて」、引っ張るところがちぎれたら!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1


さてさて、皆様いかがお過ごしですか??
また台風が、おかしな方向から接近していますね。
以上に暑かったり、台風が多かったり、今年の夏はちょっとおかしいですね。
今年の夏が、おかしいのだと信じたいです。
これが普通になると、ちょっと厳しいですよね。
そんなことを憂いながら、日々お修理を進めておりますが、悩んでも悩みは尽きないので、今日も元気にお修理のご紹介!!

こちら!!
 ラルフローレンの、ボストンバッグになります!
ベーシックな形ですが、作りがしっかりしておりました。

で、こちらが…
 お分かりになりますでしょうか?
ファスナーの引っ張る部分、「引き手」が取れてしまっております。

元の引手は…
 こんな感じ。
どうしても、常に動かす部分なので、革の根本が弱くなってちぎれてしまったようです。

そこで、今回はなるべく近いものを作っていきます。

こんな感じで、紙で型紙を作って、革に直接線を引きます。
 もちろん、左右上下対象になるように、きちっと作ります。
で、裁断。
 包丁を研いだばかりだったのと、ブログに載せる写真はカッターより包丁のほうがプロっぽく見えるので、包丁を使ってみました(笑)。
私、割とどちらでも良いと思ってしまうタイプです(笑)。
もうかれこれ、10年以上???靴修理をしておりますが、その前は6年ほどハンドバッグメーカーに勤めておりました。
何となくは、バッグも作れたりするのですが、いわゆる職人ではありません。
が、そのころの経験は、修理をやるうえでは非常に役立っております。

話はそれましたが…
 少しでもちぎれにくいように、厚めの革を使っているのですが、裏側には伸び止めのテープを貼っておきます。


そして、縁取りにネンをいれます。
 こんな道具で周りにグ――――っと力を入れて、線を引きます。
ネジで幅を調節できる「ネジネン」なんて道具を使います。

そして…
 取り付ける前にコバ処理ですね。
撮影するので、片手で綿棒も持っていますが、もちろん両手で作業します(笑)。
 そして、ガチッと接着。
金具に近い側の穴は、固定するためのカシメを止める穴です。
今私の親指が写っている側の穴は、おそらく南京錠のような鍵を通す穴かと思われます。
 こんな感じのカシメの内具を使って、外れないようにガン!と叩いて固定します。
 出来上がると、こんな感じ。

これでまた、ファスナーの開閉がしやすくなったかと思います。
ちょっとのことですが、無いと異常に使いづらいですからね(笑)。

こちらのお修理、両方で、2592円いただきました。
納期は…革が手元にあれば・・・3日くらい、混みあっているときは1週間いただきます。
革を探さなくてはならない場合は、2週間~3週間かかる場合がございます。
念のためご了解ください。

靴やバッグ、ちょっとのことで突然使いにくくなったりすることがありますよね!?
諦める前にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!