2015年2月7日土曜日

靴のサイズがゆるい!??トリッカーズ、サイズ調整

皆様こんばんは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を降りていただいて、すぐ右へ。
環八の井荻陸橋をくぐったら、環八側道沿いに左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekでございます!!

先日なんと、当店のアイコンでもある金の長靴が看板の上から落ちて、木っ端微塵に砕け散りました。
今までは、瞬間接着剤で貼り付けて誤魔化し誤魔化し、置いていたのですが今回は、ものの見事に砕けまして・・・。
近日中に後継を探さなくてはと思っております。
こちら、在りし日の姿ですね。
ある時は子供が触り、お母さんに叱られる原因になり、またある時は、中にゴミをつめ込まれ、なんだかんだとありながらも、1年間頑張ってくれました。
ありがとー、金の長靴!!
さよーなら、金の長靴!!

というわけで、近日中に後継を見つけてご紹介致します(笑)。


さてさて。
ちょっと、外が寂しくなってしまいましたが、今日ご紹介するのはこちら!!
 こちら、トリッカーズの短靴に、赤のキルトが付けてあります!!
オーシャーレーで、ございます!!
トリッカーズは言わずと知れた、英国王室御用達のシューズメーカーですね!!
質実剛健な英国靴にあえての、赤のキルト!!
格好良いです!!

で、今回はというと、こちらどうしてもサイズがゆるくパカパカしてしまうとのご相談。

 踵の部分にはこんな感じで、市販のシールタイプのカカトを抑える物が付けてありました。
ですが、このタイプどうしても長く履くと剥がれたり、汚れたりと、あまりいい結果になりません。

そこで、今回は・・・
 受付段階で、お客様に厚さを試していただいた、こちらのスポンジ。
ちょっと厚めの7ミリ程度になっております。
両脇は薄く漉いてありますね。

で、コレをどうするかというと・・・
 こんな感じで、カカトの内側に仕込みます。
一番下の所がちょっと隙間があるのが『ミソ』ですね!
あとで、ご説明いたします。

で、このスポンジの上から革を一枚当てて、履き口の縫い目に沿って縫っていきます。

 こんな感じで、一目一目ずれないように慎重に縫い進めます。


 で、余った部分をカットするとこんな感じ。
今回は、結構厚めにスポンジを入れてあるので、存在感がありますね。
革の色がちょっと薄いですが、こちら、ヌメなのですぐ色は濃くなっていくはずです。

ちなみに先ほどの一番下のスポンジの隙間。
トリッカーズのロゴの入ったインソールが、その下にちゃんと潜りこむように隙間を開けていました。
あの隙間がないと、単純に中敷きが入りきらずに変なシワがよってしまうからですね。
ちょっとしたことですが、やっておかないと綺麗に収まらないんです。


こんな感じですね!!
コレですと、上から貼った革が縫い付けてあるので、脱ぎ履きで剥がれるといったこともありません。
もちろんレディースの靴やローファーでも対応できますよ!!

こちらのお修理、3675円
通常1週間程度いただきます。


靴がパカパカすると、意外と鬱陶しいですよね。
私、ローファーが好きなので、何度か失敗しております。
もちろんインソールやシュータンパッドなどお試しの上、同しようもない場合の手段かと思いますが、こういった作業も可能です!!
お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!