2015年2月5日木曜日

UGGのブーツクリーニング。ムートンブーツクリーニング。

皆様こんばんは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです。

当店、10時~20時まで、水曜日定休で営業させていただいております。
配送でのお修理も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね!!
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc


さてさて、今日は天気予報通りとはいえ、しっかリ雪が降ってくれましたね。
靴の底周りを直す修理は比較的動きがあるので良いのですが、ミシンの仕事は凍えます(笑)。
かと言って、こういう時に時間かかりがちなミシン関係の仕事を進めたいので頑張るしかありません。
入り口に、ビニールシート貼っちゃおうかと何回か思うのですが、どうしても入りづらくなる気がして出来ないんですよね・・・(笑)。
というわけで、極寒の店内でなんとか頑張っておりますので、皆様ぜひお声掛け下さいね!
返事がなかったら、何度も声を掛けてみてください(笑)。


さてさて、今日ご紹介するのは、冬といえばこちら!!
 UGGのムートンブーツですね。
どうなってしまったも、こうなってしまったもありませんね。
見るからに、シミが出来てしまっております。
UGGにかぎらず、ムートンブーツ、非常に軽くて暖かいので人気があるのですが、どうしても雨や雪で水が染みこむほど濡れてしまうと、こういった現象がおきます。

なんで、こうなってしまうかというと、ムートンを染めている染料が、雨や雪の水が染みこむことで溶け出して、表面の見える所で乾いて残ってしまう事で、こうなってしまいます。

ちなみに、紳士靴などの雨ジミも同じですね。
ポタっと水が垂れてしまった所に丸い輪っか状のシミが出来てしまったこと、ご経験ありませんか??
あれは、水がポタっと垂れて、中の染料が溶け出して、一滴の水の周りに染料が移動して乾くことでああいったしみになってしまいます。

ちなみにこの靴で言えば、色が変わっている境目までしっかり濡れてしまったのだと思います。

で、そんな時はどうするかというと、全体的にしっかりと濡らしてしまいます。
そうすることで、偏って残ってしまった染料を全体になじませるような作業になります。


 で、コレが一回目。
おきなシミは一回目で概ねわからなくなっているかと思います。
ですが、写真の靴のシワの部分や、底のほうが縁取りのように色が濃いのがお分かりになるでしょうか。
これ、実は影ではなく実際に色が濃いままになっております。

そこで、もう一度しっかりと水を含ませて、しっかり乾かします。

 そうするとこんな感じで、シワ部分、靴底周りの部分もだいぶ、濃かった色が薄くなりました。

ここまでは、正直な所、一般のご家庭で勇気さえあれば出来る作業になります(笑)。

で、最後に私は何をするかというと、防水力の強い、スエード用の栄養スプレーを、3回位しつこいくらいにしっかりと、吹きかけます。
そして、最終的にスエードブラシで全体の毛並みを整えていきます。

一度水がしっかり染みこむと、防水力が著しく低下します。
ですので、油分の補給も含めて、スエード用の栄養スプレーは必須かと思います。


出来上がりは、こんな感じですね!
これで、また問題なく履いていただくことが出来るかと思います!!

今回こちら、3240円いただきました。
ムートンブーツのクリーニングに関しては、状況に応じて、若干のお値段の前後がございますのでご了解ください。
ちなみに、3240円がマックスとなります。


期間は念のため1週間いただいております。


まだもう少し、寒い日が続きそうですね。
ムートンブーツも手放せないかと思います。
シミや、ほつれ、破れなども時にはおきてしまいます。
直せる場合もございますので、お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!