2015年1月16日金曜日

小物の色を染める

皆様こんばんは!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!
水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
お間違いのないように、お気をつけくださいね!!

配送でのお修理も承っております。
お気軽にご相談ください。
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc


今日はなんだか暖かい気がしましたが、気のせいでしょうか?
最近、着込みすぎていて気温がよくわかりません(笑)。
友人が今日39度熱が出て倒れたとの話を聞いたので、油断してはいけませんね。
うがい手洗い、しっかりしていきたいと思います。
どうしても、埃っぽい職場なので、喉や手の汚れからやられそうで怖いです。
皆様もお気をつけ下さいね!


さてさて。
今日ご紹介するのは・・・
 こんな感じの手帳カバーです。
裏側は・・・
 こんな感じですね。
全体にかなり白っぽくなってしまっているのが、お分かりになりますでしょうか?
長く愛用されているんだろうなというのが、よくわかります。

ちなみに内側は。
 こんな感じで、縁だけやや色あせているものの、全体にはしっかリ元の紺色が残っています。

で、こんな時は・・・
 こんな感じで、今回は染料で染めていきます。
色をつけるものとしては、概ね二種類『染料』と『顔料』があります。
『染料』は書道で使う墨汁のような、革や紙に染みこむものになります。
それに対して、『顔料』はというと、ペンキのように表面に乗せるようなタイプになりますね。

もちろん間くらいの物もあったりはするのですが、概ね間違いないかと思います。
で、革でも染料で仕上げた革と、顔料で仕上げてある革があります。

今回の革は元々染料の感じが強く、すっと染みこむので染料のほうが元の革の風合いを壊さずに仕上げることが出来ます。

で、染めあがりはこんな。
まだ、割とむらがあるように見えますね。

最終的に色落ちしないように、加工して、クリームで仕上げると・・

 こんな感じで仕上がりました。
だいぶ色が蘇ったと思いませんか??


ただ、よく見るとやはり若干の染めムラが残ります。
染めたムラというより、傷の部分にしっかり色が入って、使っているうちに擦れて、表面がピカピカになったところには色が入りにくくなったりしています。
そういった、使い込んだ良さを残すためにも、染料で染めるのがベストかと思います。

逆に、完全にパッキリ、傷なども隠して紺にしたい時は顔料を使います。
その辺りは、ご要望を伺って仕上げるようにしております。

こちらのお修理、3240円。
概ね1週間いただきます。


仕上げ方やニュアンスも、割合幅がありますので、気になることはドンドン聞いてくださいね。
出来る限りイメージに近づけるように致します。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!