皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
当店、配送でのお修理も承っておりますので、お気軽にご連絡ください!!
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc
さてさて、何度か書かせておりますが、当店、2014年1月7日にオープン致しました。
ということで、明日で一周年です!!
おめでとうございます!!ありがとうございます!!
いやぁ、人生でこんなに早い一年はなかったのではないかと、ほんとうに思っておりますが、それはここ最近、毎年思っているような気もします(笑)。
いやいやいや、ほんとに、ブログの読者の皆様、もちろんご来店いただいたお客様、その他関わってくださった皆様方には、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
そんな中今日はこんなものが届きました。
一周年記念のお祝いということで、観葉植物を頂きました。
本当に、心からスペシャルサンクスでございます!!
今年もまだ始まったばかりですが、2周年、3周年を目指して、精進していきますので引き続き皆様、doekをよろしくお願い致します。
さて。
そんな万感の思いは、あっさり横に置いておいて、今日もお修理のご紹介(笑)!!
今日はこちら!
1890年、スペイン、マヨルカ島で創業したYANKOの靴になります。
一枚の革で継ぎ目なく作られたホールカットのドレスシューズですね。
一枚の革がこの形になることも驚きですが、他の靴の様にパーツが分かれていないということは、例えば革の傷やシワを避けるのが大変だったり、単純に取れる足数も減ってしまうはずですよね。
そんな、良質な革を贅沢に使った一足かと思われます!!
で、そんな靴がどうなってしまったかというと・・・
お分かりになるでしょうか、元々靴底の前半分が摩耗に強く、また滑りづらいゴムになっているのですが、アウトステッチに沿って、ゴムが欠けてしまいました。
正直な所、なかなか無い状況かとは思うのですが、こうなってしまうと、この部分だけ継ぎ足すことも出来ず、かと言ってオールソールするには、まだまだ勿体無い状態でした。
で、そんな時はどうするかというと・・・
こんな感じで、ラバーになっていたソールの前側半分を全て削りとってしまいます。
この靴はグッドイヤーウエルテッド製法で、中の詰め物はこの白いスポンジになっておりました。
クッション性がすごく良さそうです!
で、この削りとった部分に・・・
こんな感じで、今回は革を当てていきました。
もちろん、このままだとつやつやして違和感があるので・・・
こんな感じで、表面を削ることによって違和感なく仕上げていきます。
で、こんな感じで、革を継いだ部分からぐるっと、アウトステッチを掛けました。
継ぎ目はこんな感じ。
このステッチに関しては、信頼できる業界の大先輩に依頼して縫って頂いているのですが、バチッと合わせてもらえるので、安心です!
縫い目もピシっと綺麗に揃っていますね。
横から見ると、こんな感じです。
色を入れて、しっかりと磨くとほとんど違和感がないのではないかと思います。
靴底面も、染料を入れてしっかり磨き上げます。
いかがでしょうか??
ゴムソールではなくなってしまったので、若干滑りやすくなってしまうかとは思いますが、同じような症状には革の場合はなりません。
コレでまた安心して履いていただけるかと思います。
こちらのお修理、6480円
3週間程度いただきます。
もちろん、前半分だけのソール交換になりますので、カカトは純正の物がそのまま残ります。
全体交換して、綺麗になるのももちろん良いのですが、純正のパーツや、ロゴが残せるのは修理としては、すごく魅力的な方法なのではないかと考えております。
もちろん、お値段的にも抑えられる利点がございます。
アメリカのビンテージの靴に比較的多く見られるお修理方法かともいます。
もうだめかなあ・・・と思ったらぜひご相談くださいね!!
きっと大丈夫です!!・・・きっと(笑)。
お気軽にご来店ください!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!