2019年9月6日金曜日

ストラップの内側にクッションを入れる!サイズ調整。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、暑い日が続きますね。
なんだか、週末には台風15号が関東方面にも来るとか来ないとか。
願わくば来ないでいただきたいですけれども、こればっかりはどうしようもありませんね。
以前の店舗では、床上ギリギリまで冠水したり、外に立ててあるノボリが折れたりと、色々ありましたが、出来る限り備えて、あとは天に任せるのみかと思います。

さてさて、そんなわけで台風がなるべく小さく、なるべく逸れてくれることを祈りつつ、今日も元気にお修理のご紹介です!
こちら!!
 シンプルなストラップのパンプスになりますね。

こちら、前側のストラップをよく見ると…
 お分かりになりますでしょうか?
わかりにくいですかね、ストラップの裏側にジェル状の滑り止めが取り付けてあります。

ただ、このすべり止めを付けてもなお、足が遊んでしまい、パンプスがフィットしないということで、今回はここにスポンジを足していきます。

まず要したのがこんな青いスポンジ。
 低反発のいい感じのものです。

で、これをストラップに隠れる幅に切ります。

 こんな感じですね。

で、四辺を何となく薄く削ります。
 あんまり四角いままだと、足あたりが悪そうだからではありますが、気持ち程度です。
ひょっとすると厚みがしっかりあったほうが、よりフィット感が出る気もするので、そんなに削ってはおりません。

これを…
 こんな感じでストラップの裏側に接着。
本当はストラップを外して全面に付けたいくらいなのですが、出来れば元々付いている物は外したくないので、今回は端まで行かないくらいのところに取り付けてあります。
ちなみに、作業としてはストラップを外すことも可能ですが、靴底を剥がしたり、接着されている物をある程度無理やり剥がすような作業になりますので、綺麗に仕上がるかなんとも言えない部分がございます。
そういったリスクも踏まえて今回は外さず進めました。

で、スポンジの青いものがそのまま見える状態のわけにもいかないので、黒い革をスポンジの上にかぶせます。
足に当たる部分の裏地ですね。

 こんな感じで、元々のストラップより広めに幅を取って貼り付けてあります。

 そして、元のストラップの縫い目に沿って、裏地を縫い付けます。
元々のミシン目を外さないように、一目一目慎重に。

縫い終わったら、市切りなんて言われる道具で、はみ出していた裏地をさらいます。
 こんな感じで、先端が刃物になっており、余っている部分をカットできます。
とはいえ、ス――――っと切れてくれれば良いのですが、毎回緊張しつつ作業しております(笑)。
 いかがでしょうか?ストラップの内側が盛り上がっているのが、お分かりになるかと思います。
元々のジェルのようなタイプでも良いのですが、やはりシールタイプだと使っていてずれてしまうなんてこともあるかと思います。
このやり方だと、完全に上に革を当てて縫っているので、ずれるような煩わしさはありません。
これで、安心して履いていただけると良いのですが…。
どうしてもフィッティングを向上させる作業になりますので、あとは実際に履いてみていただかないとわからないというのが、正直なところです。
こちらのお修理、3780円、10日程度いただいております。

ストレッチや、こういったスポンジを入れるような作業は、実際に履いてみていただいて、あまりにも違和感がある場合は、ご相談いただければ再調整をするようにしております。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!