2019年9月13日金曜日

Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のローファーの履き口!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて、だいぶ気候が秋らしくなってきましたね。
当店も、エアコンを消して自動ドア、裏口とも全開で快適に過ごしております!
接着剤やシンナーを常時使うので出来る限り換気をしたいのですが、あまりに暑かったり寒かったりすると、どうしても自動ドアを閉めてしまうので、身体にもよくない気がしております。
ついこの前までは、扉の無い店で、暑さ寒さにただただ耐えていたことを考えると、だいぶ軟弱になってしまいました(笑)。

さて、そんなわけで、快適な作業環境で今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!
 Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のローファーになりますね!!
格好いいですねー、学生靴のイメージの強いペニーローファーですが、イギリスの香りが漂ったとたん、格好いいのは何でしょうか?
気のせい(笑)!??
いやいや、やっぱり格好良いですね。

で、こちらが…
 こんな感じで、履き口の革が部分的に破れ、中の芯材が出てきてしまいました。
こちらを補修していきます。

まずは…
 出てきてしまっていた芯材をしまい、破れた部分を接着します。

で、今回はこの部分に革を被せていきます。
破れ方がひどかったり、凹凸が大きい場合はこの部分の革を一部キリトリ新しい革に差し替えるような作業をするのですが、今回は革の状態自体は悪くないので、上から薄い革を被せて補強していきます。

 かぶせる革を用意したら、重なりになる三辺を限りなく厚みが無いところまで漉きます。
パーツが小さくて漉き機には入れづらいので包丁で漉いていきます。

で、傷の部分に革をしっかり接着します。

 こんな感じですね。
極力この段階で違和感の無いようにします。

あとは、元通りになるべく近い場所を縫っていきます。
 慎重に…。

で、出来上がりが…
 こんな感じ。
革が重なった分の厚みも、ほぼほぼ違和感なく仕上げられたかと思います。
こちらのお修理、1620円、1週間程度いただきます。

革靴の履き口の補修は、割とお修理としては多い作業になります。
補強をしておくと、それ以上傷が広がらなくなりますので、早め早めのお修理をおすすめいたします!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!