2019年9月9日月曜日

NIKEのスニーカー、加水分解と戦う!!加水分解修理

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、昨晩は台風、すごかったですね。
さすがに、夜中物音がすごくて、何度も目が覚めてしまいました。
当店の周りは、ざっと見る限り大きな被害もなさそうで一安心ですが、若干の寝不足感は否めません(苦笑。

というわけで、台風一過、とんでもなく外は暑いですが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!

 ナイキの…スニーカーになりますね!
すみません、スニーカーは中々詳細がわかりません(苦笑。
バスケ部だったころはスニーカーに敏感だったのですが、いつしか全くと言って良いほど、スニーカー履かなくなりました…。
最近、またちょっと気になりだし、ちょいちょい見たりもしているのですが…。
ですが、ご安心ください!!
修理に関しては、スニーカーも得意分野でございます!!

というわけで、こちらがどうなってしまったかというと…
 お分かりになりますでしょうか?
靴底の部分がなんだか、変な感じに浮いてきてしまっております。

これ、中のエアとその周りのウレタンが加水分解を起こし、地盤沈下のように、靴底の中に靴本体が沈み込んでしまっている状態です。

こうなるとこの周りを縫いなおしたとしても、キッチリ履くことが出来ません。

そこで今回は…
 周りを縫ってある糸を切って、靴底を外していきます。
この部分に関しては、どのスニーカーも革靴の出し縫いなどに比べて、かなり一目の幅が広く縫われいてるので、比較的容易に外すことが出来ます。

で、縫い目を全て切ると…
 バコッと靴底が外れました。
中の白いのが、粉々になっていますね。

これが、エアーのなれの果てでございます。
 こうなると、エアの機能は果たしませんね…。

で、今回はこの中の崩れてしまったウレタンと、エアを全て取り除き、EVAスポンジを入れて、キッチリ履けるように仕上げていきます。
 こんな感じで、カカトつま先の高さを調整しつつ、ピタッとはまる形に、EVAスポンジを削り込んでいきます。

で、靴底のほうは、出来る限りウレタンや古い接着剤が残らないよう、全体を綺麗にします。
 こんな感じで、内側を削りながら整えていきます。

で、EVAスポンジをはめ込み、アッパーとしっかり接着したら、周りを縫いなおしていきます。

 ここは専用目打ちを使って、手縫いで縫い合わせていきます。
周りを縫うミシンを持っている業者様もあるのですが、まあ、一足周りを縫うくらいなら、手縫いのほうが効率が良いと思っております。

で、縫い終わると…
こんな感じで。
お修理した感じが全くありませんが、中ものが交換されております!
こちらのお修理9720円、2週間位程度いただきます。

スニーカーの修理、諦めてしまう場合が多いかと思います。
出来る限り何とかできないものか、日々悩みながら作業しております。
お気軽にご相談くださいね。
何とか出来るかもしれません。
その際は私も一緒に悩む場合がございますので、受付に時間がかかる場合がございます(笑)。
ご了解ください!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!