2019年9月20日金曜日

TATAMI(タタミ)のプラハ、オールソール交換!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さてさて、先日テレビでニュースを見ていると、バスケットボールの馬場雄大選手がNBA、ダラスマーベリックスと契約したとのこと。
すごいですね、最近の日本人のスポーツ界での躍進は目を見張ります。
中学のころ、マイケルジョーダンやマジックジョンソンのプレーを見て、真似なんかをしていた私としては、あのNBAの舞台に日本人が何人もいると思うと、にわかには信じられない気持ちです。
今年はダゾーンでNBAも追わないと行けないとなると、スポーツ観戦が忙しくなってしまうなと、いらない心配をしております(笑)。

さてさて、そんなわけで、私は世界で勝負するつもりはありませんが、地に足を付けて井荻で頑張るためにも、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!

 TATAMI(タタミ)のプラハがやってまいりました!
ビルケンシュトック社がより良いサンダルを作ることを目指して、1990年に誕生したTATAMI。
名前の由来はもちろん、日本の畳ですね。
日本家屋で、素足で感じた畳の心地よさをそのままサンダルに、というコンセプトだそうです。

さて、そんなこちらの靴が…
 こんな感じでつま先部分が欠けてしまいました。

よく見ると…
 TATAMIの靴底の凹凸に沿って、ひび割れも起こっております。
これは、靴底全体に劣化が起こっているからですね。
いわゆる加水分解かと思います。
ウレタン素材や、塩ビで起こりがちな劣化です。

そこで、今回は靴底を全て交換していきます。

まずは、靴底を全て除去。
 こんな感じで、アッパーの革と、TATAMIやビルケンシュトック独特の、コルクのフット別途が出てきました。

で、今回は、アッパーの革が非常に厚く段差が大きかったため、まずこの段差をなるべく無くしてきます。
 こんな感じで、コルクのシートを貼り付けて…
 アッパーとの段差がなくなるようにフラットに削りました。
これで、新しい靴底を付けても、中央が凹むことなく取り付けることが出来ます。


 靴底がアッパーにかかるような形でつくられていたので、今回はこんな感じで紐状のスポンジを巻いていきます。
押し縁なんて言われるものですね。

こんな感じで、ぐるっと。
 もちろん、これも接着面をあらして、プライマー処理後、ガッチリ圧着しております。
で、写真右側に見えるのが、新しい靴底。
今回は、劣化しないようにEVAスポンジの、ビルケンシュトック純正ソールを使います。

靴底をガッチリ圧着したら、フィニッシャーで削って形を整えます。
 なるべく元と近くなるように、末広がり気味に。
縁起も良いですね(笑)
 でさすがに上の写真のままだと、末広がり過ぎるので、角を落として、全体に丸みを出します。
出来上がりがこちら!
 EVAスポンジで仕上げているため、全体に若干軽くなっております。

横から見るとこんな感じ。
 ほどほどに縁起が良い感じです♪
こちらのお修理、7560円、2週間程度いただきます。

靴の上側は綺麗なのに、靴底がダメになってしまう何てこと、良くありますよね。
中にはどうしようもない靴もあったりはしますが、基本的にはお直しが可能です。
無理かな?と思っても、ぜひ聞いてみてくださいね。
何とかなるかもしれません。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!