2019年8月4日日曜日

カカトの内側が破れた!スベリ革修理。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さてさて、先日当店でもPAYPAYでの支払いが出来るようになりました。
ですが、例のセブンペイの件。
QR決済は広まっていくんでしょうか…。
種類も乱立しており、もう少し絞られてくるかなと思っていたら、むしろまだ増えている最中。
当面、落ち着くまでは、当店ではPaypayだけにしておこうかと、考えております。

さて、そんなわけで、キャッシュレス化に向けて、お店としても右往左往、私個人で何を使うと良いのかもよくわからない状態です。
そんなわけで、悩みは尽きませんが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
 モンクストラップの紳士靴になりますね!
紐の無い紳士靴の定番の形かとおもいます。

で、こちらが…
 こんなかなたちで、カカトの内側の部分が摩耗して、ライニングに穴が開いてしまいました。
今回はこちらを塞いでいきます。

まずは…
 このくらいかなぁというサイズ感を、紙を使って取っていきます。
で、その紙に合わせて、革を裁断。
 左右が対象であれば、基本的には形にそれほどこだわりはありません。
過不足なく、補強が出来ればよいかなと。
市販の材料は、大きすぎて、今一つ使いづらいので、ほとんどの場合、手持ちの革から切り出して使うようにしております。
 で、こちらを漉き機で厚さ調整。
こちらは、全体を漉いた状態。

で…
 わかりにくいですが、四辺を斜めに、薄ーく漉きました。
なるべく、貼り付けたときに段差が出ないようにですね。


で、靴のほうをよく見ると…
 周りはそうでもないのに、局地的にライニングに穴が開いております。
何なら、中の芯材迄、削れてきているのがわかります。
そこで今回は、丸く切った革の周りを薄ーく漉いたものを、完全に穴が開いてしまった所に貼り付けました。
そのまま貼ると、削れた部分がボコッっと凹んでしまいそうだったので、この処理をしました。

 で、先ほど裁断した革を、カカトの内側に貼り込んできます。
 あとは元の縫い目に合わせて、貼り付けた革が剥がれないように縫い付けていきます。
 一目一目慎重に…
 で、余った部分を切り取れば、出来上がりですね!
こちらのお修理、両足で、3240円。
通常1週間程度いただきます。


靴底回りだけでなく、革が破れてしまったり、糸がほつれた場合も直すことが出来ますよ!!
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!