スタック革の巻革交換。

皆様こんにちは！！
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです！！

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です！
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


というわけで、暑い日が続きますが、今日も元気にお修理のご紹介！
うっかり更新するのを忘れて、夕方になってしまいました！
こちら！！

 オープントゥのサンダルになりますね！！
まさに夏！
今まさに履きたい靴ですね。

で、こちらが…

 ビフォーの写真が少なかったですが、カカトに巻いてある革が所々かけて、中の白いプラスチックが見えてしまう状態でした。

今回はこちらを巻きなおしていきます。

まず、ヒールを取り外し、巻いてある革を全て剥がします。
その後、溶剤や紙やすりを使って、中のプラスチックの土台を、なるべくきれいに凹凸なく整えていきます。

 ここはまさに手作業になります。
この処理が綺麗に出来ていないと、あとから巻いた革が剥がれやすかったり、凹凸が出来てしまったりします。

 今回はヒールの内側まで、いちまいの巻き革で巻くので、大きめのものを使いました。
こちら、スタック革なんて言われる、革を何層も積み重ねて、スライスしたような材料になります。
これをグルっと、巻き付けていきます。

 で、内側中央の継ぎ目を綺麗に処理していくと…

 こんな感じで、巻くことが出来ました。
この模様がピッタリある所まで、持ってこられると良いのですが、正直なところ現状の技術では、ちょっと無理かなと思っております(苦笑。

で、これを、元の色に近づけるように染めていきます。

 方でで持って写真を撮りながらなので、違和感がありますが、タオルで染料を入れている所ですね。

で、全体に染めて乾かしたのがこちら。

 割と薄めですが、ここからワックスやヤスリ、フィニッシャーを使って磨いていきます。

 そうするとこんな感じ。

 綺麗に仕上がりました。

後はこれを外れないように靴に固定しなおして、カカトのゴムを取り付けます。

 こちらは新しいゴムを取り付けて削っている所ですね。

で、でき上ると…

 こんな感じに、ゴムまで、比較的違和感がなく仕上がっているかと思います。

こちらのお修理、スタック革交換、4320円いただいております。
通常10日程度いただきます。

カカトの部分、どうしてもぶつけてしまったり、なんならマンホールにハマったりしますよね。
なるべく近い形で仕上げられるよう、頑張っております。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております！！