2014年2月17日月曜日

一体型の紳士靴カカト修理。

皆様、こんにちは!!
今日は少し暖かいですね。
気候が良いと、やはり気分も良いですね!!
たくさん日に当たりたい気分です。

オリンピックでは葛西選手が銀メダル、銀メダルを取ったこと自体もすごいですが、オリンピックに7回目の出場というのに驚きました。
7回というと28年間、日本のトップであり続けるという事ですよね!?
本当にすごいと思います。
なにか、一つのことを28年間続けるだけでも、十分すごいなと思うのでなおさらです。
規模はまるで違いますが、私もこちらのお店を長く続けることができるように頑張っていきますので、皆様よろしくお願いいたします!!


さて、今日はというと。

こんな感じで、カカトの部分が磨り減ってしまった靴です。

底面には穴が開き始めています。
この穴に知らない間に石がはまっていたりします(笑)。

で、今回この靴は、カカトの部分が別のパーツにはなっておらず、つま先の方からカカトまで、靴底が一体のゴムで作られています。

そんな場合は、減っている部分だけ部分的に足すか、今回のようなお修理がお勧めです。

まずは。
グラインダーでカカトを削り落とします。
ちょっとわかりにくいですが、右上に写っている青?みどり?のものが凄い勢いで回転している荒い紙やすりだと思ってください。
で、カカトの部分をグーッと押し付けると当然カカト部分が削れます。
一度油断して、グラインダーの回転に靴を持っていかれ、靴は守ったのですが、指がグラインダーに激突したことがあります。
もう、2年くらいたつと思いますが、いまだに傷部分には違和感があります。
皆様、どうぞ靴のカカトを削る際は、お気をつけください(笑)。

で、削り落とすと。

こんな感じ。
ちょっと見慣れない形なので、気持ちが悪いですね(笑)。
ちなみに断面はと言うと。
こんな感じですね。
もう接着剤を塗ってあります。
ここに新しいカカト部分をドスンと着けていきます。
接着だけでは心もとないので、釘で固定しその釘を奥に追い込んでいる所の写真です。
実は靴に関しては、婦人靴も紳士靴もそうですが、かなり多くの釘が使用されています。
えー!?靴に釘なんて嫌!!と言う気持ちも、わからなくはないですが、ご理解いただけると助かります。

そして、先ほどのグラインダーで周りの余っている部分を整えれば出来上がりです。
もちろん、違和感ないかと思います。
靴底が一体の外れないタイプですと、修理できずに磨り減ったら捨てると言う方が、たまにいらっしゃいます。
靴のカカトでしたら、十中八九以上の確率で直せるので、ぜひご相談ください!!
こちらのお修理、2362円、で20分程度でしょうか。

使えるものは極力捨てたくないですよね。
皆様のご来店心よりお待ちしております!!