2014年2月2日日曜日

靴のサイズの話

こんにちは!
西武新宿線、井荻駅南口から徒歩1分の、靴とバッグの修理店doekです!
今日は日が照ってみたり、雨が降ったり目まぐるしいです。


さて、今日は少し文章が長くなります。
覚悟してください(笑)。

先日インターネットのオークションで靴を見ていてふと、サイズ表記に関して疑問を持ちました。
そこで、ちょっと調べてみたので、ご報告です。


私、通常日本サイズで言うところの27センチ~27.5センチの革靴を履いております。
で、イギリス製の靴ですと、8ハーフ~9。
アメリカ製ですと、9~9ハーフ。
今回は混乱するので、日本、英、米、三カ国の表示について紐解きます(笑)。




まず、紳士の革靴ですから、なんと言ってもイギリス表記。
これ、色々調べたところ、時の王様エドワード2世が、大麦の粒を縦に並べてサイズを測ったところからきているらしいです。
で、大麦のサイズが概ね、1/3インチ。
1インチ=2.54cm
大麦一粒が、0.85cmだったわけですね。
そこで靴のインチ表記の1単位が約0.85cmになりました。
エドワードさん勘弁してください(笑)。

なんで1/3インチを、靴の世界で1インチと表現するかはわかりませんでした。
いっそ、1大麦としてくれた方が、ほんとにわかりやすいのですが・・・(笑)。


そして、ここからさらに複雑になります。
まず、スタートがカカト側から、実寸の4インチ(10.16cm)の所を0としたそうです。
ここでは、1大麦ではなく、実寸の4インチです。

そしてそこから、靴のインチ表記で13大麦まで刻み、なぜか14は1になります。
1、2、3・・・・11、12、13、1、2、3・・・
と言う感じです。
手書きですみません(笑)。

この図は、私のサイズ9インチの場合の図です。
で、センチに換算すると、28.78センチ・・・そんなに大きくないはず。

さらに調べると、イギリスやアメリカの靴のサイズ表記は木型のサイズ表記です。
つまり、足のサイズ+捨て寸と言って、つま先の足の指の届かないところまで表記されています。

デザインにも寄りますが、概ね1/2インチ程度捨て寸があるので、その分1.27センチをひくと27.51cm。
だいたい日本の表記に近づきました。
ちなみに、日本のサイズ表記は足長といって、直立して立ったときの、かかとの後ろからつま先です。

ちょっと疲れたので、説明が雑になりますが、アメリカは最初の4インチから1/12インチ、つまり0.21cm程度引いたところからスタートするそうです。
なので、イギリス8ハーフとアメリカ9が概ね同じになります。

お分かりいただけましたでしょうか?
まあ、正直わからなくても良いかと思います(笑)。
ちょっとした、うんちく程度に頭の片隅に置いていただければ。




基本的には靴は履いて選ぶべきです。
ただ、私も好んで利用しますが、オークションなどで靴を買うこともあります。
自分のサイズ程度は覚えておいても良いかもしれませんね。

日本の場合、比較的基準が統一されているそうです。
きっと人種的にも統一しやすいのかと思います。
海外では、メーカーによってデザインによって、かなり違うそうです。
アメリカのように、多様な人種の方が一緒に暮らすようなお国柄だと、当然足型も多種多様になります。
そういう意味でも、一つの基準に落とし込む方が難しいのかもしれませんね。

ちなみに、日本でも女性と男性では骨格が違うので、同じサイズでも履けません。
ローファーなどデザインが近くサイズが合っていても、履けないなんて事になるので気をつけてくださいね。
同じ身長でも肩幅が違うのと同じ感じで、足も違います。

そんな感じですが、オークションで買ったり、実際に履いてみたのにサイズが合わないなんて靴、ありましたら、doekにご相談ください!
何とかいたしますよ!!



最後までお読みいただきありがとうございます!
それでは皆様のご来店心よりお待ちしております!!