寒い日が続く上に、インフルエンザが流行っているようですね。
体調を崩さないようにしていきたいですね。
色々ありますが、身体が資本です!!
さて、今日はというと。
カカトの外側がこんな風に減ってしまった靴。
こんな形ですね。
大体の方が、歩き方が悪いから、斜め後が減っちゃうんだよね!とおっしゃって、靴を持ってきてくださいます。
ですが、ご安心?ください。
6年間ほど靴の修理を続けていますが、十中八九どころか、百中九十九以上の方が斜め後が減ります。
と言うより、よっぽどルーズに履く靴で無い限り、真後ろが減るという事はほぼありません。
強いて例外をあげると、ムートンブーツが真後ろだったり、やや内側が磨り減る場合があります。
ああいった、カカトがしっかり抑えられないタイプの靴だとあるかもしれませんが、例外といっても差し支えないかと思います。
さて、本題に戻り、こういったタイプのカカトがどうなっているかと言うと。
材料としてはこういったタイプが近いかと思います。
カカト部が何枚か積んであるのではなく、2センチ程度のゴム1枚で作られています。
なので、カカト部分すべて外してしまって新しいものをつけます。
と言いたいところでしたが・・・
わかりますでしょうか?地面に着く部分の面積は概ね問題ないのですが、デザイン的にカカトからつま先に向かっての長さが斜めの分、足りません。
外してしまって、新たにつけても良いのですが・・・全体の雰囲気を残したい思いもあり、今回は減った部分だけ足すようにします。
削れている部分を、スパンとまっすぐに削り、接着剤をしっかりと着け材料を圧着します。
これが、スパンとまっすぐ削ったところですね。
この断面が曲がっていたりすると、材料が着きづらかったり、仕上がりが綺麗でなくなるので、ここは慎重に行います。
で、こういう具合に、材料をはめ込みます。
ここで、先ほどスパンと削った工程が曲がっていたりするとピタッとはまりません。
接着したものを、こんな形でハサミで粗く切ったら、写真の後に写っているグラインダーで周りを整えます。
そうすると、こういった形になります。
やはり底面から見ると違和感はありますが・・・
後や、横から見たときはほとんど違和感が無いかと思います。
まして、履いて歩いていたら、まずわからないかと思います。
こちらのお修理、お名前、ご住所、お電話番号をいただいた方は、1890円(会員価格)となります。
お時間は最短で15分程度でしょうか。
ちなみにこちらのブーツ、私の私物でして(笑)。
以前、SUPER8SHOES様で購入したお気に入りです!
スネークブーツで有名?なGOKEYのハイカーですね。
80年代、ほぼデッドストックで購入しましたが、履き倒しています(笑)。
古い靴が好きな方、SUPER8SHOES様、必見ですよ!!
http://www.t-8intl.com/index.html
カカトを全部外して交換したほうが、パーツとしてはガッチリ仕上がるのですが、80年代の微妙な時期ですが(笑)、ヴィンテージのブーツ全体の雰囲気を残したいなと、少しこだわった部分もあり、減った部分だけのお修理にしました。
やはり、オリジナルのパーツをできる限り活かしたいなと言うところです。
もちろんお客様のご要望に合わせて、お修理いたします!
お気軽にご相談くださいね!!