今日はホワイトデーですね。
ホワイトデーは知っていたのですが・・・カレンダーを見たら『パイの日』。
・・・なにそれーーー!!
一瞬喜んでごめんなさい『πの日』ですね。
3.14ですね。
円周率です(笑)。
さて。
そんな衝撃を受けつつも今日も靴を磨いております。
当店比較的シューケアーのご要望が多いように感じます!
是非、ご用命くださいね!!
ピカピカにしますよ。
という事で今日はこちらの靴。
この写真でピンと来る人は靴マニアかと思います(笑)。
正解はと言うと。
この靴実はトリッカーズのドレスシューズです。
ロゴもしっかり入っていますね。
私、このロゴはじめて見ました。
トリッカーズというと英国王室御用達の有名ブランドですね。
ウイングチップのカントリーブーツが日本では有名で人気があるかと思います。
こちらは、ストレートチップのドレスシューズです。
トリッカーズの宣伝をしても、当店で販売しているわけではないのですが、すごく良い靴かと思います。
特に、今回お預かりした靴、革の表情もよく長くはいていただきたい逸品です。
さて、では本題に。
近づくと写真の下の写真のような感じ。
これはちょっと、来てるなと一瞬不安になりました。
どういう状況かと言うと、おそらくこちらの靴、乳化性の靴クリームで何度も磨いていただいております。
ですが、履き皺の部分やステッチ沿って黒ずんでいます。
これは、おそらく古いクリームに埃など汚れがつき、しばらくしてから、またその上からクリームを塗って仕上げる、と言う工程を繰り返しているからだと思われます。
という事で、まずはしっかり汚れ落し。
何度かご紹介しておりますがステインリムーバーで全体ゴシゴシ拭いていきます。
すると、思いのほか、しっかり汚れを落とすことが出来ました。
さすが、ステインリムーバー。
繰り返し、靴クリームを塗っているのと、ひょっとすると塗る量が多いのかもしれません。
いかがでしょう?履き皺の周りの黒ずみが落ちて、むしろちょっと乾燥というか、カサカサしそうな雰囲気になっているのがわかるかと思います。
これ、いわゆるスッピンの状態です。
このまま乳化性のいつものクリームを入れても良いのですが、今回は根こそぎ表面の汚れとともに油分もふき取ったので。。
こちらの『デリケートクリーム』を使います。
これの特徴としては、蝋分が入っていないので、つやは出ません。
かなり柔らかなクリームなので、革にしっかり浸透して潤いと柔軟性をあたえます。
ツヤを出す必要の無い革や、凄く柔らかい革はこれだけでフィニッシュできる便利なクリームです。
通常在庫しておりませんが、ご要望があれば、お取り寄せ可能です。
945円です。
デリケートクリームをしっかり入れるとこんな感じ。
明らかに乾いて乾燥していた感じは、なくなりました。
ただ、この靴の場合、もう少しツヤが出ても良いかと思うので、いつもの乳化性のクリーム、コニャック色で全体を仕上げていきます。
触った時のべたつきが無くなる位まで、大きなブラシでゴシゴシブラッシングしてくださいね。
そうすることで、埃なども付きづらくなります!!
そうするとこんな感じ。
4枚の写真を見比べると経過がわかりやすいかと思います。
ちなみに以前ご紹介した、鏡面磨きをこの後入れることも出来るのですが、今回は革の状態を良くして長く履きたい!とのご要望でしたのでここまでで、お客様にご返却いたしました。
シューケア1050円、すっきり綺麗に生き返りますよ!!
お急ぎでしたら、10分程度。
お時間をある程度いただけた方が、クオリティーは上がると思います。
皆様のご来店お待ちしております!!