2014年3月22日土曜日

repetto レペットの靴底修理。

皆様こんにちは!
西武新宿線、井荻駅の靴修理店doekです!!
井荻駅南口を出て、右へ進み、みずほ銀行のATMを左に環八側道沿いに行くと、ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店となっております!!
水曜日の定休日以外は、10時~8時まで、皆様のご来店おまちしております!!

明日からだいぶ暖かくなるようですね。
いよいよ春本番でしょうか、なんとなく心が躍りますね(笑)。

さて、今日はこちら!!
バレエシューズでおなじみの、『repetto』です!
実際にフランスではバレエ用品のトップメーカーだそうです。

ちなみにこちらの靴、ちょっと変わったつくりをしています。
いわゆる、グッドイヤーウエルテッド製法や、マッケイ製法などとは違い、靴底を中からすくい縫いで止めてあります。
一見すると靴底を接着してあるだけのように見えますが、実はきっちり縫ってあります。
それでいて、薄い革底の割りに、縫い糸が見えてこない。
私も恥ずかしながら、最初は接着で作ってあるのかと思っていました。

まあ、こういった仕事をしていなければ、気にしなくて良いところかと思いますが、そんなところにも、こだわりが感じられるグッドシューズです。

今回はと言うと。
こんな感じで、前側もカカトも磨り減ってしまいました。

時折、磨り減らない材料は無いのか?とのご質問を受けます。
つま先に関して言えば、金属のトゥースチールがかなり硬く減りづらいですが、それでも磨耗します。
カカトに関して言えば私は金属のパーツを入れることは、あまりお勧めしておりません。
ある程度の弾力のあるゴムをつけることで、身体を守るという役割も、やはり靴にはあると思います。
弾力があるとともに、磨耗することで衝撃を吸収している側面もあるので、ご了解ください。

後は、金属のものはカチカチ音がするデメリットと、滑りやすくなると言うデメリットがあります。
そのあたりも、ご考慮いただいて、それでも金属で!!とおっしゃっていただけるようであれば、もちろん修理は不可能ではありません!
よろしくお願いします!!

さて、お修理に戻ります。

もともと靴底が薄いとは言え、革がなくなってしまっている部分は、革を足します。

こんな感じで、レザーチップを接着して、元の高さに戻します。
こんな感じですね。
これで、極端に減っている部分の高さを戻すことが出来ました。

この作業、実はやらなくても上からゴムを貼ることは出来ます。
ですが、仕上がった際、やはり靴底の場所によって厚さが違うと、あまり美しく見えなかったりします。
もちろん、靴のバランスも崩れてしまいます。
この作業に関しては、これまでの経験上、やらない靴修理店もあるようです。
それが必ずしも悪いとは言いませんが、やった方が仕上がりは美しいです。

ただ、あきらかなデメリットとしては時間がかかります。
おそらく1足仕上げるのに10分程度、余計にかかるかと思います。
ですので、井荻駅に駆け込んで、次の電車に乗らなくてはいけない!!でも今直さなくては!!!っていう時は是非お申し付けください。
当店でも、最短の時間で出来るお修理方法をご提案いたします。

そして、カカトと前側両方ゴムを貼った仕上がりがこちら。
これで、また安心して履くことが出来るかと思います。
今回は1.8ミリと気持ち厚めのゴムを貼り付けました。
革よりも、ゴムの方が磨耗には強く0.8ミリ厚めの物を貼ったので、新品の時よりも長持ちするはずです。

これでまた安心してはいていただくことが出来ます!!

こちらのお修理、カカト1417円、ハーフラバー1890円。
合計3307円となっております。
お時間が、30分程度いただければと思います。

ちなみに、レペット、レディースのイメージが強いですが、メンズも非常にお洒落な感じですよ!!
正直まだは着こなす自信が無く、私、手を出さずにいます(笑)。
レペットのメンズシューズを履きこなせるくらい、お洒落さんになりたいです(笑)。

それでは皆さまのご来店心よりお待ちしております!!