靴とバッグの修理店doekです!
あまり、お修理とは関係の無い話ですが、井荻駅の前の環八側道。
ここ、信号はあるのですが、西武新宿線で道が途切れている為、信号があってないような事になっております・・・本当はダメですけどね(笑)。
で、そこの信号を見上げると。
信号に、『自転車専用』の文字が。
なんていうか普通の車用の信号機だったので、ちょっと驚きました。
そんなに珍しく無かったですかね??
これからは、ここは左右を確認して歩いてわたるようにして見ます(笑)。
さて。
全然関係の無い話題から入ってしまいましたが、今日ご紹介するのはこちら。
先日のエスパドリーユ以上に夏を感じます。
こちらはレザーサンダル。
鼻緒の部分が見事に切れてしまっています。
こちらどうするかと言うと、抜けた分を戻して接着したいところですが、接着する面積があまりにも小さいので、まず鼻緒部分をほどきます。
こんな感じで縫い糸をほどくと、中に芯のようにして入っていた革が見えてきました。
まず、周りに巻いてある革をめくって、中の芯を露出させます。
こんな感じですね。
中に入っているのも革でした。
革を二つ折りにして、丸くしてある感じです。
その、二つ折りの部分を開いて、先端に向けて斜めに漉いてあげます。
そして、同じく斜めに漉いた新しい革を用意します。
これを繋ぎ合わせるわけですが、斜めにお互いを漉いておかないと、重ねたときに段差が出来てしまいます。
それと、めくってある周りの革に収まらなくなっても困るので、ここの作業は割りと慎重に行います。
・・・全部慎重でした、すみません(笑)。
そして、中の芯の革と新しい革を強力に接着します。
革だけでは若干強度が心配なので・・・
元の芯を挟み込むように、ナイロン素材の伸び止テープを接着します。
そして、接着だけなのも心配なので、元の芯と、新しい革、伸び止テープをまとめて縫い付けます。
中央を縫って、伸び止テープと革の余分な部分を切り取りました。
元の芯同様、二つ折りに折りなおしてから、めくっていた革を戻し、元通りに縫い直します。
元のミシン目を外さないように手縫いでチクチクと縫っていきます。
そうするとこんな感じで、仕上がりました。
元の千切れてしまった部分から先に、革と伸び止テープの接着しろが出来ました。
基本的には鼻緒は中で接着の場合が多いので、この接着しろが大きい方が当然抜けにくくなります。
また、今回のように付け根の部分がどうしても曲がったり力がかかったりで、切れやすいので伸び止テープも必ず入れるようにしております。
これが、サンダルのサイド部分の縫っている糸をほどいて、そこと足の乗る部分を開いたところです。
中央に見えるのが、今回長めに伸ばした鼻緒の先の部分です。
これを、剥がれないように、サンダルの底と足の乗る部分の革に挟んで、しっかりと接着します。
最後に周りの部分のほどいた糸を縫い直せば出来上がりです。
この手の作りですと、ほとんどミシンを使えないので割りと時間がかかりますが、確実に縫えるので、強度的には心配要りません。
こんな感じですね。
ググッと鼻緒部分を引っ張っても問題なく、付いているので大丈夫だと思われます!!
こちらのお修理、1620円。
お時間、3日程度いただけると助かります。
ビーチサンダルのような、ゴムのものが切れてしまうとお修理出来ない場合がございます。
ご了承ください。
先の部分が切れずに抜けただけの場合は直せるかもしれません。
これで、今年の夏もヘビーローテーションでいけますね!!
サンダルの鼻緒も直せます!!
ぜひご相談くださいね!
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております!!