今日は、あいにくのお天気で、おまけにちょっと冷え込んでいますね。
当店、扉もなく、開け放しているので思わず、しまっていたストーブを出しなおしました(苦笑。
こんな寒い中ですが、私の大学時代の友達が、ふわっと遊びに来てくれました。
やっぱり、気心の知れた友達が来るとうれしいものですね。
S君、ありがとう!!
ところが、このS君。
荻窪から歩いてきたそうで・・・。
もちろん、どこからどうやって来てくれてもかまわないのですが、井荻からの方がはるかに近いですから、皆様お気をつけくださいね(笑)。
さて。
今日はこちらの靴です。
エスパドリーユの、ウェッジソールパンプスです。
今日は肌寒いですが、こういう靴を見ると、夏が近いな!と思いますね(笑)。
エスパドリーユは元々スペインとフランスの国境付近のバスク地方の靴だそうです。
船乗りが履いていた靴が元らしいですよ。
なんと言っても特徴的なのが、ジュートで編みこまれた靴底ですね。
現在は、ジュートのものが多いですが、昔はイネ科のエスパルトを編みこんで作っていたそうです。
エスパルトというと、紙なんかも作っていますよね。
正直そんなに詳しくはわかりませんので、靴の話に戻ります(笑)。
こちらの靴、どこを修理するかと言うと。
こんな感じで、カカトのゴムが磨り減ってしまっています。
ジュート部分も少し削れてしまいました。
そんな時は、ジュート部分をほつれないよう、若干固めてからカカト部分を平らに削りこみます。
今回はこんな感じで、カカトの後ろ側に行くにしたがって深く削るようにしました。
なぜかと言うと。
こんな感じで、後に向かって厚くなっているゴムをカカト部分に足すためです。
で、こちらをしっかり接着して、周りを整えるとこういった感じに仕上がります。
色合い的にもだいぶ違和感無く仕上げられたのではないかと思います。
編んであるジュートを足すことは、今のところ難しいですが、ジュートの傷がそんなに深くない場合は、今回のようなお修理が可能です。
これで、今年の夏もしっかり履くことができると思います!!
夏の靴はやっぱり華やかでいいですね!!
今のうちに直しておけば、いきなり暑くなった時、すぐ履くことができますよ!!
こちらのお修理、1166円となっております。
お時間は20分程度いただきます。
これから出す、夏物、しまう冬物、どちらももちろん対応いたします!!
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております!!