2014年9月13日土曜日

バッグに穴が開いた時には・・・ジャックラッセルテリア!?

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を出ていただいて、右へ。
環八の陸橋が駅右上にあるので、それをくぐって、環八側道沿いにみずほ銀行のATMの角を左へ進みます。
荻窪方面ですね。
といっても、駅から一分たらずなので、すぐです。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekでございます!!
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!!


さてさてさて。
いきなり本題です!!

先日、私が朝店に付いてシャッターを開けると、後ろから『ちょうど良かったわ~』と、常連のお客様に声をかけられました。
で、見せていただいたバッグがこちら!!

で、話を伺うと、『タバコで穴開けちゃったのよ~』とのこと。

 確かに中央やや左より、アウトサイド高めのストライクゾーンギリギリに穴が開いております。
結構危ないコースです。
一発、持って行かれますね。

ど、どうしましょうか・・・と、私が悩んでいると、
『なんでもいいから、黒い革かなにか貼って隠せないかしら??』との事。
とはいえ、ここにいきなり黒い丸を付けるもどうなんだろうと、思ったので、お花の形に切り取って貼ったりしてみますか??
と、提案してみたところ
『あら、そんなことも出来るの??じゃあ犬が良いわね、孫が飼ってるし』。
犬・・・ハードルが上がってしまいました。
『なんでもいいけれど、黒いワンちゃんで目立たない感じで良いから。孫が飼っているのはジャックラッセルテリアなの』
・・・犬種も出ました、だんだんなんでも良くなくなって来ました(笑)。

というわけで、オープン前になかなか楽しげな注文をいただきました(笑)。
こういうの大好きです(笑)。
私、けっこう張り切ります!


で、まずはジャックラッセルテリアが何者か、ネットで調べる所から始まります。

なるほど、なるほど、ちょっとモサッとした、耳の垂れたキミですね。
イメージを膨らませつつ、今回は黒一色なので、やや不安に思いつつ、イメージの絵を書いて、革に転写して、切り取っていきます。
その辺りの、写真を撮り忘れたのが残念。
昔、笑点でみた『紙切り』を思い出しました(笑)。
で、切り取った革をグレーの革に縫い付けていきます。

 こんな感じで、カタカタとはみ出さない様に慎重に縫います。
 で、周りにこんな感じで、薄い黒い革をぐるりと縫い付け・・・
 中には一回り小さい白いスポンジを貼って、全体を巻き込みます。

 こんな感じですね。
中にスポンジを入れることで、ふっくら感が増します。

 で、後は、バッグに直接この丸を縫い付けます。
直接、切り抜いた犬を縫い付けると、バッグの生地自体も柔らかいので、非常にずれやすいです。
かといって、接着剤もはみ出すと嫌なので、今回は丸い土台を作りました。

で、出来上がりがこちら。


どすん。
どーですか!??ジャックラッセルテリアが、ここにいますよ!!
正解なのか非常に心配ですが、個人的には満足です(笑)。

こんな感じですね。
缶バッチが付いた様な印象になりました(笑)。

やりすぎてしまったか、非常に不安だったのですが、お客様、喜んでくださいました!!
正解だったようです(笑)。

こんな、アップリケ的なことも出来たりします!
できれば、図案はある程度決めていただけると、ありがたいです(笑)。

こちらのお修理?
1620円でお受けしました。
バッグの作りや、大きさにもよりますが、こちらは翌日のお渡しとさせていただきました。


なかなか、完全に素材に穴が開くと、元通りに戻すことは私出来ません。
可能性としては『かけはぎ』の技術になりますが、革やこういった、加工のしてある生地は不可能かと思います。
そんな時は何かで隠すしかありません。
何か、隠すためのワッペン的なものをお持ち頂いても良いですし、こちらでご用意することも出来たりします。

なんとかいたします!
ぜひご相談ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!