2014年10月7日火曜日

ドライビングシューズのカカト修理。

皆様こんばんは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

明日は、皆既月食が全国的に見られるらしいですよ。
よる天気が良かったら、必見ですね。
皆既日食ほどのパンチは無かった気がしますが、このくらいの時期なら、外で月を眺めてもそれほど寒くないですし、良い気が致します!!

昨日もご案内いたしましたが、当店Facebookもやっております!!
基本的には概ねブログで十分ですが、個人的な日々の出来事や、浅草買い出し散歩の時の、ブログに乗らないコネタが主にアップされております。
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さてさて、
本題に入ります!!

今日はこちら!
 こう見ると、ローファーみたいですね。
いや、ローファーなんですが、こちらドライビングシューズとなっております。
で、こちらの靴がどうなってしまったかというと。

 こんな感じで、結構カカトがすり減ってしまいました。
ドライビングシューズは、その名の通り、車の運転用に作られたのが元々だと思います。
そのため、カカトの摩耗に対して、極端なことを言えば対策がありません。
必要ないんですね。
ただし、滑るのはダメなので、こういう感じのポツポツっとしたゴムが取り付けられております。

ですが、ですが。
ドライビングシューズは、基本的に非常に歩きやすいんです(笑)。
靴の返りもよく、踵の部分が高くなっていないので、いわゆるフラットシューズのようなイメージで履くことが出来ます。
なので、この手のお修理、実は結構多くあります。

そこで今回は・・・
 まずは、カカトにゴムを接着できるように、このポツポツを削り落としてしまいます。
で、ここでちょっと問題が。

 革が破けてしまっている部分も、そのまま上からゴムを貼って隠してしまおうかと思ったのですが、写真のように中のゴムが浮いて来てしまうことがわかりました。
このまま上にゴムを貼っても、土台ごと剥がれる恐れがあります。

で、中もちょっと頼りなく、接着するには強度が保てない恐れが・・・
そこで今回は。

 お分かりになるでしょうか?
こんな感じで、革に穴を開け、カカト部分のポツポツを出るようにして革を貼り付けました。
それをゴムを接着する方まで伸ばして、高さを揃える程度に削ったのが上の写真。
上のほうまで革で覆っているので、中の土台のゴムがめくれる心配が無くなりました。

 後は、いつもどおり上から、四角くカットしたゴムをしっかりと接着します。


 で、上のままだと色に違和感があるので色を調整したのがこちら。

 こんな感じで仕上がりました。
ゴムの色に関しては、ちょっと浮いていますが、恐らく実際に使っていくとすぐに馴染むと思うので、そのままでOKかと思います。
これでまた、安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、1458円。
お時間30分程度いただきます。


出来ることなら、本体の革が破れる前のお修理をオススメいたします!
どうしても、気が付くと破れていたりするんですけどね(笑)。

ちなみに、前側のお修理も可能です。
すり減った段階でご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!