2014年6月23日月曜日

紳士靴、スポンジソールのヒール交換。

皆様こんにちは。
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!

昨日はあいにくの雨でしたが、今日は一転して良いお天気・・・と思ったら若干、曇ってきましたね。
できれば、降らないで欲しいのですが・・・。
こんなお天気ですが、昨日、私の中学校の同級生が来店してくださいました!
0村さん!ありがとうございます!!
私、中学に入学して2ヶ月で引っ越したので、実際最後にあったのは13歳くらいの頃が最後。
という事は、概ね22年前!?
13歳の頃の同級生の顔を見て、ちゃんと名前が出てきた事も驚き?ですが、22年経っていることに改めて驚愕。
気持ちは若いつもりですが、気がついたら、いい歳になっていました。
そういえば、先日は立っているのも辛いような腰痛が・・・。
運動不足も甚だしいです。
健康第一、今年は何か運動を始めようと思います!!


さて。
ひとしきり私事を書いたところで、本題に入ります(笑)。

今日ご紹介するのはこちら!!

 タッセルローファーですね。
ローファー好きの私としては、嬉しいチョイスです。
革もやわらかく履きやそう。

底はというと。
 こんな感じに磨り減っています。
こちらのローファー、靴底はスポンジ素材で出来ています。

ちょっと話がそれますが、紳士靴の靴底の話。
靴底にも、代表的なもので何種類かあります。
特徴と合わせて、ざっとあげると・・・



磨耗 グリップ力 通気性 クッション
革底 やや弱い 弱い ある ない
合成ゴム底 強い 強い ない ほぼない
スポンジ底 弱い やや弱い ややある? ある
ウレタン底 強い やや弱い ない 割りとある
クレープ底 やや弱い 雨だと弱い ない ある


大雑把にこんな感じになるかと思います・・・個人の感想ですが(笑)。
他にも塩化ビニールのものや、下駄のように木のものもあったりしますね。

高級品などには、革底が多く使われます。
ですが、私の感想の表を見ると、いいとこなしです。
通気性もあるにしましたが、一般的にあるといわれますが、だからと言って靴の中が蒸れないほどの通気性は期待できません。
私、ゴム底と革底の通気性の違い・・・ほとんど分かりません(笑)。
ただ、革底は好きです。
もちろん、仕上がりの見た目、素材としての革が好きと言うのもあると思います。
実用的かというと疑問符を付けざるを得ないですが・・・。
そういう事じゃないんです、なんと言うか数字が全てではないような(笑)。

で、今回のスポンジソール。
表のように、クッション性は他の素材に比べ抜群にあります。
また、表に入れ忘れましたが、軽いです。
磨耗に弱いと言うデメリットはありますが、十分補える魅力かと思われます。


で、本題に戻ります。

今回は減ったところだけ足すコーナー修理ではなく、かかと全体を取り替えます。
もちろん素材は、スポンジ素材です。

まずこんな感じで、かかと部分を全て削り取ってしまいます。
ここをしっかり平らにしておかないと接着しづらいので、きれいに削ります。

で、新しいスポンジヒールを取り付けた感じがこちら。
まだ、整える前なので、若干サイズが合っていないです。
これをグラインダーで整えると・・・

はい、きれいです!
トゥルンと丸くなりました。

横から見るとこんな感じ。

これでまた、安心して履いていただくことが出来るかと思います。

こちらのお修理、2430円。
20分程度いただければ出来るかと思います。

スポンジソール、レンガ色のものなんかも、ご用意してあります。
革靴の底としてはかなり履きやすいソールになります。
お勧めですよ!
オールソール交換も承っております。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!